【健やかできれいになるキッチンの作り方】まずは「オイル」から見直そう!揃えたいオイルと取り入れ方
おうち時間、おうちごはんが増えてきた今、毎日使うオイルを見直してみませんか?今、スーパーのオイルコーナーが充実!さまざまなオイルが並びます。「油は太る」は過去の話。オイルは肌に塗るだけでなく、体の内側からも美しくしてくれます。
美容や健康のために「食」を見直したい!それならまずは「オイル」から。
家庭に必ず1本はある「オイル」。実は、毎日の食事でよく口にしているものです。オイルは少量でもパワーがあり吸収スピードも速いので、体への効果が現れやすい食材なんです。オイルを変えると、体は変わります。
管理栄養士がおすすめしたいオイル
MCTオイル【ダイエット・疲れ予防】
ココナッツオイルをさらに精製したオイル。中鎖脂肪酸で、スピーディーにエネルギー変わるとで体にたまりにくいオイルです。完全に糖質を断つツライ糖質制限をしなくても、体脂肪を優先的に燃焼するケトンスイッチを入れてくれます。エネルギー切れを起こさないのでトレーニング前にも効果的。ダイエット中のエネルギー切れによる疲労予防にもなります。時間のない朝にも便利!ですが、MCTオイルは加熱はNGです。
無味無臭なので朝のコーヒーはもちろん、ジュースやスムージー、シリアル、オートミールにかけるとコクと腹持ちもアップします。
オリーブオイル【腸の働きを活性化・抗酸化】
抗酸化作用に優れたオレイン酸は体全体の老化を予防。さらに腸のぜんどう運動を活性化する働きと、体の深部体温を上げる働きの相乗効果で腸を活性化。特に、中でも香り高いエキストラバージンはポリフェノールが豊富で、糖質の多い食事にかけることで食後血糖値が上がりにくくする効果、老化予防効果も期待できます。
トーストのバターを置き換えたり、ヨーグルトやバナナ、キウィなどのフルーツにかけて。和食に合うので豆腐や納豆、漬物にかけると風味もアップ!
亜麻仁オイル、エゴマオイル(ωー3系オイル)【善玉菌を増やす・免疫力アップ】
青魚に豊富なDHA・EPAと同じオイルで血液サラサラ。脳にも良いです。抗炎症、腸内細菌を増やして免疫力アップ。
そのまま食べるのがベストなので、サラダやスープ、味噌汁などにかけて。あまにオイルを使ったドレッシング、マヨネーズなども増えているので上手に利用して置き換えても。
アーモンドオイル【血流促進】
ビタミンEの血流促進。オレイン酸の腸活効果に加え、食物繊維もチャージでき、美肌効果抜群です。
風味が良いのでスイーツに。アイス、プリン、焼き芋に。ナッティな風味がワンランク上のスイーツに!冷たいスイーツにかけることで冷え対策にも。
オイルを取り入れるベストタイミングは「朝」
オイルを取り入れるなら、朝がおすすめです。量としては、1日あたりティースプーン2杯程度が適量です。オイルは1gあたり9キロカロリー。日中に使い切って体に残さないことが大事です。使い切れないとやっぱり太ります。
効果を求めるなら鮮度を重視して!
オイルは鮮度が命。開けたてフレッシュ、加熱せずそのままがベスト。オイルは空気に触れて酸化が進むと落ちると効果も落ちます。お得な大きいサイズに惑わされず、少量サイズを買って早く使い切った方が効果的。
いかがでしたか?
体のためのオイル選び、楽しみながらお気に入りのものを探してみてくださいね。
AUTHOR
松田 真紀
1972年、兵庫県生まれ。管理栄養士。日本抗加齢医学会認定指導士。アスリートフードマイスター3級。女子栄養大学卒業。株式会社バードワークス代表取締役。1994年、明治乳業株式会社入社。その後、電通など広告代理店勤務を経て、2014年、スポーツと健康に特化した「食プロデュース」を行なう株式会社バードワークス設立。自ら18才から15年以上20kgの体重増減、摂食障害に。苦しいダイエット生活の末辿り着いた、外食、コンビニ、レンチン、OK!ラクして食事を楽しむダイエットを提案する管理栄養士として300以上の施設団体など多方面で活躍中。著書『居酒屋ダイエット』(三笠書房)。趣味はトライアスロン、100kmウルトラマラソン、フルマラソン、全米ヨガアライアンス200習得中。
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