【人間関係がつらい】人との付き合い方にあらわれる自分の性格と対処法|臨床心理士が解説

 【人間関係がつらい】人との付き合い方にあらわれる自分の性格と対処法|臨床心理士が解説
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南 舞
南 舞
2021-10-29
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人との付き合いづらさ、対処法とは?

『私の性格・タイプはこう!』と断定するのは難しいかもしれませんが、なんとなくでも『自分ってこういうところがあるかも』とか『こんな時にこういう気持ち、行動をとりやすい』ということを知り、時折振り返りをすることが大切。また、そのためには普段から客観的に、そして冷静に自分を観察し、自分自身を振り返ることができる状態を作っていく必要があります。そういった力を養っていくのに、日常的に自分でできる方法がこちら。ぜひ自分に合う方法を試してみてくださいね。

気持ちの書き出しをする

例えば、ストレスを感じやすい人間関係の場面をノートや紙に書き出してみます。長い時間ではなく、10分など短い時間で行うのがおすすめです。できれば具体的に、いつ・どういった場面で、どんな気持ちになったのかを書き出してみると、自分が人間関係においてどういう場面でストレスや嫌な気持ちを感じやすいのか、そしてその時にとる自分の行動パターンが見えてくると思います。頭の中で考えるよりも、文字に起こして視覚化することで、より理解を深めることができますよ。

ヨガの練習をする

気持ちの書き出しに加えて、ヨガのアーサナや呼吸法、瞑想を日々練習することもオススメです。ヨガの練習によって、その時の自分の身体の状態や、沸き起こる感情を見る習慣が身につくと、ヨガの練習以外の時にも客観的に自分の状態を見ることができるようになります。例えば落ち着いていておだやかでいる時と、緊張しストレスを感じている時では、身体の状態や呼吸の様子はだいぶ違いますよね。ヨガのアーサナや呼吸法によるリラクゼーション効果はもちろんですが、客観的・冷静に自分や相手を観察し対処するといった意味でもヨガの練習は役立ちます。

こうしたことを続けることで、ヒントが見えてくれば良いのですが、どうしても自分の力では難しいこともあります。そんな時は臨床心理士などの心の専門家と話していくことが、自分の性格や行動のパターンを理解するのに役立ち、人間関係が以前よりもスムーズになることもありますので、ぜひ活用してみてくださいね。

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南 舞

南 舞

公認心理師 / 臨床心理士 / ヨガ講師 中学生の時に心理カウンセラーを志す。大学、大学院でカウンセリングを学び、2018年には国家資格「公認心理師」を取得。現在は学校や企業にてカウンセラーとして活動中。ヨガとの出会いは学生時代。カラダが自由になっていく感覚への心地よさ、周りと比べず自分と向き合っていくヨガの姿勢に、カウンセリングの考え方と近いものを感じヨガの道へ。専門である臨床心理学(心理カウンセリング )・ヨガ・ウェルネスの3つの軸から、ウェルビーイング(幸福感)高めたり、もともと心の中に備わっているリソース(強み・できていること)を引き出していくお手伝いをしていきたいと日々活動中。



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