過酷な状態の中でパフォーマンスを発揮する【フロー状態】どうすれば作れる?臨床心理士が解説

 過酷な状態の中でパフォーマンスを発揮する【フロー状態】どうすれば作れる?臨床心理士が解説
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南 舞
南 舞
2021-08-08
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フロー状態が私たちにもたらしてくれるもの

集中力が高まる

フロー状態に入る機会が多いほど、物事に集中している機会も増えます。集中できることで、ミスが減ったり、退屈を感じづらくなります。

創造性が高まる

フロー状態に入っている間は自分の世界に入りやすくなるため、『他人からどう思われるか』といった他者からの視線が気にならなくなります。普段はそうした他者の目や世の中の常識に囚われて封印していたり、狭まっている視野が解放されることで、クリエイティブな発想が生まれやすくなるのでしょう。

人間関係が良好になる

アメリカの心理学者のNatalie Faria氏は、フロー状態と人間関係の良好さには、密接な関わりがあることを明らかにしています。人間関係の中におけるフロー状態とは、『相手を深く理解するために、相手と接する時間に意識を集中している』ということです。普段見えてこなかった相手の表情や、言葉の表現など、気づかなかった部分に気づけるようになると、より充実した人間関係が気付けるようになりますよね。

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南 舞

南 舞

公認心理師 / 臨床心理士 / ヨガ講師 中学生の時に心理カウンセラーを志す。大学、大学院でカウンセリングを学び、2018年には国家資格「公認心理師」を取得。現在は学校や企業にてカウンセラーとして活動中。ヨガとの出会いは学生時代。カラダが自由になっていく感覚への心地よさ、周りと比べず自分と向き合っていくヨガの姿勢に、カウンセリングの考え方と近いものを感じヨガの道へ。専門である臨床心理学(心理カウンセリング )・ヨガ・ウェルネスの3つの軸から、ウェルビーイング(幸福感)高めたり、もともと心の中に備わっているリソース(強み・できていること)を引き出していくお手伝いをしていきたいと日々活動中。



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