気づけばいつも【片側重心】になってない? 体の左右バランスを整える方法

 気づけばいつも【片側重心】になってない? 体の左右バランスを整える方法
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高木沙織
高木沙織
2021-07-13

ふと気が付くと、片側の足や肩、腕に体重・荷物の重さが集中し、重心が偏ってしまっていることはありませんか?  それも、毎回きまって同じ側に負担がかかっていることが多いかもしれませんね。このような“片側重心”の状態が長く続くと、体の左右のバランスが崩れて歪みが生じてしまう恐れがあります。

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無意識のうちに、体重や持っている荷物の重さなどが体の左右“どちらか片側”に偏ってしまっているという方はいませんか?

たとえば、椅子に座るときは足を組み、立っているときは片側の足に体重をかけて休めの姿勢、荷物は必ずきまった側の肩や手で持つなどです。

このような“片側重心”の姿勢がクセになってしまうと、体の左右のどちらか一方の筋肉が酷使されて硬くなり、血流が悪化。凝りや痛み、それに加えて体の左右差、歪みなどを生じさせる原因にもなりかねません。

そこで今回は、体の左右のバランスを整える「ヨガトレ」を紹介していきたいと思います。

「かんぬきのポーズ」とセットでヨガトレ

ひざ立ちの姿勢から片側の足を真横に伸ばし、上体を側屈させる「かんぬきのポーズ」は、体の左右のバランスを整える効果が期待できます。

また、左右それぞれの体側が収縮するため、ウエストや脇の引き締め、股関節の柔軟性を高めるのにも役立ってくれるでしょう。

そんな「かんぬきのポーズ」をおこなうとき。

次のトレーニングも一緒に取り入れてみませんか? 

(1)ひざ立ちになり、手は腰に添える

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→足の指は立てておく

(2)右足を真横に伸ばし、左手を頭上に伸ばす

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→右足は足裏3点でしっかりと床を踏み、つま先は外側に向ける

→左ひざの真上に左腕を伸ばす

(3)息を吐きながら上体を右に倒す「かんぬきのポーズ」で呼吸を5回繰り返す

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→体が前に倒れないようにする

→右手はすねのあたりまでスライドさせる

ここで、トレーニングをプラスします。

(4)上体を起こしてきたら、右足を床から持ち上げて呼吸を5回繰り返す

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→体が左側に傾かないようにする

→ひざが痛い方は無理をしない、または膝の下にタオルを敷く

(5)反対側も同様におこなう

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体の左右、それぞれの筋力アップとバランスの調整、体幹の強化にも期待できるでしょう。

片側重心の姿勢は、気が付いたときにはすでにクセになってしまっていることも少なくありませんので、都度姿勢を改めたり、トレーニングを取り入れたりして、体の歪みを作らないようにしたいものです。

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高木沙織

高木沙織

ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。



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