【四つ這いは意外と難しい?】できていると思っていても再確認しておきたい4つの基本
ヨガのポーズや体幹トレーニングでよくある四つ這いの姿勢。一見単純で何も考えずにできそうな姿勢ですが、間違ったフォームでやってしまっていることもよくあります。基本姿勢を再確認してみましょう!
手と膝はどこに?
一番最初に確認しておきたいのは手と膝の位置です。手首の位置は肩の真下に揃えて両手を肩幅に、膝は腰の真下に腰幅におきましょう。
位置がずれると牛のポーズで背中を丸めにくくなったり、腕と脚をあげたバランスポーズで体がぐらつきやすくなります。
指を開いている?
手をついた時の指はどうでしょうか?五本の指がしっかりと開いていますか?指が開いていないと手できちんと床を押せず、手首に余計な負担をかけたり、痛めてしまうこともあります。五本の指を均等に開いて床との接地面を感じられるようにします。特に親指と人差し指の間はすき間ができやすいので気をつけましょう。指の内側と手のひら全体の両方でまんべんなく床を押せるようにするのがポイントです。
NG例
指の開きが十分でなく、手とマットの間にすき間が多い
指先はどこを向いている?
指を開いたら指先の向きを見てみましょう。指先が外側に向きすぎてしまうケースもありますがこれも手首に負担がかかってしまいます。中指がほぼ正面を向くように位置を整えることを忘れないようにしましょう。
体幹を使っている?
手に全ての体重を乗せるようにしてしまい、お腹が下がって尾骨が斜め後ろを向いたり両肩が耳に近づいていませんか?これは体幹を使っていない状態です(体幹は腹筋部分と誤解されがちですが胴体部分を指し、背中、胸、肩周辺の筋肉も含みます)。手のひらと膝にだけ頼らずに体を支えるようにしましょう。
NG例
体幹を使わずに手に体重をあずけているので背中が平らになっていない
手首や膝に違和感がある時は?
四つ這いで手首や膝に軽い痛みなどの違和感を感じる時は手首付近や膝に折りたたんだタオルなどをあてると違和感が軽減されることもあります。ただし、無理はしないように注意をしてください。
特に何も考えずにできるようにみえる四つ這いの姿勢ですがこのように意外と注意しておきたい点があります。今まで何となくやっていたかも?と思った人はぜひ一度見直してみてください。
AUTHOR
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
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