ベストセラー書籍の著書が語る「ダメな自分を変えたいなら、積極的にまわりとシェアすべき」その理由

 ベストセラー書籍の著書が語る「ダメな自分を変えたいなら、積極的にまわりとシェアすべき」その理由
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自分に変化を起こせる資質があると分かると、さらによいことがある。一番自分らしく、力強い自分―素晴らしい才能を分かち合える自分になれるのだ。この段階までくると、最も深い満足感が得られ、また人にも与えられるようになる。「意志力がしっかりすると、今、自分は親として落ち着いているだろうか、よい社員になっただろうか、自分の努力によって人間関係がうまくいっているだろうかなど、自分の起こした変化が他人にどう影響するかを考えられるようになります」

ある意味これは、ヨガの究極の目標の実践でもある。私たちは皆つながっていて、一人ひとりのポジティブな変化は他の全員に働きかける。さらにそれは、マクゴニガルのすべての研究の根底にある、本当の目的にも通じる。それは「慈悲の心」だ。

人との繋がりがエネルギーの糧になる

「意志力をめぐる様々な苦悩が、研究を始めたきっかけです。苦闘しているからといって、根本的にダメな人間ではないことを人々に伝えたいのです。苦しむのは当たり前なのですから。このプログラムを実践して、自分自身や他の人たちにもう少し慈悲の心を持てるようになってほしい。少し体重が減ったとしたら、それはおまけのようなものです」

自分の考えをシェアしたり、自分の目標をサポートしたりしてくれる人がすぐに見つからないなら、探しに行こう。近所のヨガスタジオのクラスを受けたり、毎週行われる減量プログラムに申し込んだり、あるいは、オンラインのサポートグループを見つけてもいい。あなたの成功を望んでくれる人たち、そして、あなたが成功を望む人たちのコミュニティをつくろう。さらに、最近やり遂げたことをFacebookにのせたり、今日やったことをツイートしたり、グループや一対一のセッションで自分のことを話してみよう。新しい友だちについて自慢することも忘れずに。褒めたり褒められたりすることは、前に進み続けるためのパワフルな糧になる。

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Story by Hillari Dowdle
translation by Sachiko Matsunami
yoga Journal日本版Vol.28



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