「猫の伸びのポーズ」をしたら、そのまま左右に! 一石三鳥の効果を得る方法
猫がお尻を高くして、背中をグーンと伸ばしている姿を模した「猫の伸びのポーズ」。 凝り固まりやすい肩や背中、腰がストレッチされてなんとも気持ちのいいポーズのひとつなのですが、正面に伸ばすだけではもったいないかも?
今回は、「猫の伸びのポーズ」にプラス1アクション!
「猫の伸びのポーズ」では、肩や背中、腰まわりのストレッチ効果が得られますよね。それに加えて、リンパが集中する脇の下や内臓がおさまる腹部を大きく伸ばすことで、老廃物を押し流す“デトックス効果”にも期待できるでしょう。
では、ここでいう1アクションとは?
上体を正面だけではなく、左右に伸ばしていきます。
みぞおちの右斜め下には肝臓、そのやや左側には胃が位置します。そして、それらの臓器が疲れていると、周辺の筋肉も収縮して伸びにくくなり疲労のスパイラルに……。
ゆったりとした呼吸とストレッチは、身体の内側から元気を取り戻す手助けをしてくれるでしょう。
「猫の伸びのポーズ」プラス1アクション
(1)四つ這いになる
→手は肩幅、足は腰幅に開き、肩の下に手首、股関節の下にひざをつく
→腰が反り過ぎないように、ヘソを引きあげる
(2)両腕を前に大きく伸ばす
→お尻の位置はひざの上、前に行き過ぎないように
(3)脇の下から腕を伸ばし切ったら、あごと胸を床につける「猫の伸びのポーズ」
→あごと胸を床につけるのがツラい方は、額をつけてもよい
プラス1アクション
ここでプラス1アクションです。
(4)上体を起こして四つ這いに戻り、両腕を右斜め前に大きく伸ばす
→ひざは正面に向けたままで
(5)あごと胸を床につける~呼吸を5回繰り返す
→左の体側の伸びを感じられるところで呼吸を繰り返す
→あご・胸ではなく、額をつけてもよい
(6)四つ這いに戻り、両腕を左斜め前に大きく伸ばしたらあごと胸を床につける~呼吸を5回繰り返す
→右の体側の伸びを感じられるところで呼吸を繰り返す
「猫の伸びのポーズ」のあとは、上体を左右に。
身体の凝り固まりや老廃物の滞りをスーッと気持ちよくリリースするような気持ちで、ポーズを取ってみてくださいね。
※ 身体に痛みや違和感がある方は、無理におこなわないでください。
AUTHOR
高木沙織
ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。
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