"捨てられない"を無理に克服しなくてよい|"捨てない"モノとの向き合い方

 "捨てられない"を無理に克服しなくてよい|"捨てない"モノとの向き合い方
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miyaco HSP 整理収納
miyaco
2021-04-04

季節は春。引っ越しをして新生活を迎えた方も多いのではないでしょうか。引っ越しは家の中のものを見直すチャンス。 今回は「断捨離=捨てる」ではない、モノとの向き合い方についてまとめました。

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「捨てられない」を無理に克服しなくて良い

まず、片付けられない、捨てられない=悪ではないという事です。

もちろん、なんでもモノを溜め込んでゴミ屋敷のようになってしまうのは問題ですが、

「捨てられない自分に罪悪感を持つ」

「今日も片付けられなかったと落ち込む」

HSPの方だと、特に自分を責めてしまう傾向があります。

自分を責める必要はありません。「捨てなきゃ」という思いが強すぎると、余計に捨てられなくなってしまうこともあります。

「捨てずに手放す」という考え方

「断捨離」の考え方として、

断:入ってくる不要なものを断つ。

捨:家にずっとある不要なものを捨てる。

離:ものへの執着から離れる。

というものがあります。

すなわち「断捨離」とは、不要なものを「断ち」「捨て」、ものへの執着から「離れる」ことにより、身軽で快適な生活と人生を手に入れようとする思想で、ヨガの行法が元になっているため、単なる片付けとは異なるものとされています。

確かに断捨離の"捨"は捨てるを意味しますが、この捨てるというところにフォーカスを当てすぎてしまうと、ハードルが上がってしまい、捨てられないとなる事があります。

そこで、断捨離の"離"に注目して考えてみたいと思います。

ものへの執着から「離れる」方法

捨てる、捨てないの二択にすると、なかなか捨てられない。そこで取り入れるのが、

「とりあえず捨てないでおく」方法。

明らかなゴミや自分自身が必要ないと判断し、捨てられるもの以外のものを保管する、いわば「保留ボックス」のようなものです。

そもそも、本当に捨てたくないものは、捨てるか取っておくか迷いません。

ここで迷いが生じるものは、一旦保留にし、一定期間(私の場合は1年間にしていますが、この期間は自由です)それがなくても生活に支障がないか、そのものの事をどのくらい思い出すかを自身の中で判断し、なくても大丈夫と判断した時に初めて捨てるのです。

次回は、具体的にどのように手放すか、それでも捨てられない時の考え方について書きたいと思います。

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miyaco

HSP系整理収納アドバイザー(整理収納アドバイザー1級保有)。片付けと出会ったことで、数年に及ぶ"汚部屋"生活から卒業。「部屋と向き合うことは自分と向き合うこと」ということに気づき、整理収納アドバイザーに。自身がHSP気質であることから、HSP向けの整理収納アドバイスを行うほか、SNSでも発信。



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