"繊細さん"のお片付け、まず取りかかるべき場所は?【HSPのための整理収納】
「HSPが片付けられない理由」として、作業に取り掛かっても他の場所の汚れや散らかりが気になり、結果として片付けが進まないという理由が考えられます。しかし、どのHSPも片付けが苦手かと言えば、そうではありません。 今回は、HSPさんが片付けの際、最初に取りかかると良い場所についてまとめました。
HSPが最初に片付けると良い場所とは
散らかった部屋のどこからまず手をつけるのが効果的か。それは「目に見える場所」「目につく場所」です。
部屋に入って、雑然とした雰囲気を最初に感じ取るのは、テーブルの上や棚の上、床といった、最初に視界に入るところです。そういった場所から片付けていくと、「片付いた達成感」を感じやすくなります。
まず、「見た目」から変えて余計な情報をシャットアウトしよう
HSPはさまざまな情報を脳で深く処理しようとして、なかなか脳が休まらないことも多いです。そんな時、部屋がスッキリしていると、余計な情報を視界に入れずに済みます。
しかし、多少雑然としていた方がかえって落ち着くという方もいらっしゃると思います。そういう場合は、無理に片付けたり捨てたりする必要はありません。
むしろ、自分のお気に入りのもの(好きなアーティストのグッズや趣味のものなど、自分が元気になれるもの)は目につくところに置いておく方がリラックスできる場合もあります。自分にとってどんな空間が落ち着くか、まずご自身で把握してみるといいかもしれません。
1カ所だけ集中して片付ける
HSPの方は、マルチタスクより、ひとつの事に集中して作業する方が向いていると考えられます。「今日はテーブルの上だけ片付ける」と決めたら、とことんテーブルの上だけに集中して片付けます。片付ける量や範囲よりも、集中して作業する事で、頭がスッキリしてくるのです。ヨガや瞑想で「今の自分」「今の呼吸」に集中するのと似ていますね。
クローゼットやタンスの中など、見えない場所よりも、目につきやすい1カ所をまずは集中して片付けることをお勧めします。
目に見えない場所から取りかかるのはNG?
結論から言うと、NGではありません。しかし対人や環境だけでなく、HSPの方は時に、モノにも自身の気持ちを投影させる事があります。
いらないモノを詰め込みがちなクローゼットや押し入れ、タンスの中は、思い出の品やしまったこと自体忘れていたものが出てくることが多く、それらを目にすると、そのモノに関する思い出や自分の思いが重なり、手が止まってしまうことも少なくありません。
そういった場所は最後に片付けるのがおすすめです。
片付けの効果
片付けは部屋がスッキリするだけでなく、時に自己肯定感までも上げてくれる効果があります。
HSPさんが少しでも自分でいられる住まいづくりを、目指してみませんか?
ライター/miyaco
HSP系整理収納アドバイザー(整理収納アドバイザー1級保有)。片付けと出会ったことで、数年に及ぶ"汚部屋"生活から卒業。「部屋と向き合うことは自分と向き合うこと」ということに気づき、整理収納アドバイザーに。自身がHSP気質であることから、HSP向けの整理収納アドバイスを行うほか、SNSでも発信。
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