【初心者でも簡単】ベランダや窓辺で栽培できるハーブ3選 #イギリスのハーバルライフに学ぶ
英国といえばガーデニングで有名ですが、多くのハーバリストが活躍し一般の家庭でも庭やガーデニングのこだわりに驚かされます。今回はハーブ大国とも呼ばれる英国から、初心者でも簡単に始められるハーブをご紹介します。
イギリスの首都ロンドン南西部には2003年にユネスコ世界遺産に登録された世界最大の王立植物園「Kew Gardens(キューガーデン)」があり、約130万haの広大な敷地内に5万種以上の植物が育っていると言われています。季節によってさまざまな植物が楽しめ年中多くの人で賑わっています。
中でも暮らしに役立つ植物「ハーブ」。料理の香りづけやお茶、保存料、薬として古くから人々に愛されてきました。ハーブには一万以上の種類があり、抗菌作用や利尿作用、鎮痛作用、発汗作用など異なる成分を持っているのがハーブの特徴です。日本人に馴染みのあるシソやワサビ、ショウガも立派なハーブなのです。
料理やお茶など普段の生活から幅広く使えるハーブは、育てたらすぐに使えるという点が大きなメリット。またハーブは丈夫で育てやすく、病害虫に強い種類も多いため農薬を使用せずプランターで簡単に栽培することができるので初めての方にもおすすめです。
ローズマリー
爽やかな香りが特徴的なローズマリー。古くから薬用として用いられてきました。ローズマリーは緑の葉が一年中ある常緑低木。比較的丈夫で育てやすく、肉や魚の風味づけに使用したり、ハーブティーやワインに漬け込んでハーブワイン、リースなどのクラフト材料にもおすすめです。種から育てるなら、春4月から5月。苗からの栽培も簡単。乾燥に強く、毎日水やりをすると根腐れしてしまうこともあるかもしれません。日当たり、風通し、水はけの良いところで育てるのが良いでしょう。
タイム
香りづけとしてはもちろん、肉や魚介料理の臭み消しとしても使われるタイム。いくつもの種類がありますが、よく使われるものはコンタイム。野菜料理やスープ、ハーブティーとしても使いやすい万能なハーブです。またハーブの中でも強力な殺菌作用と抗ウイルス作用を持っているため、タイムを入れたハーブティーでうがい薬にするのもおすすめです。衣類の虫除けにサシェにしてクローゼットに入れておくのも良いでしょう。タイムもこれからの季節5月頃まで種まきに適しています。日当たりと風通しの良いところで良く育ちます。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
AUTHOR
成瀬美紀
2010年にピラティス・ヨガを始める。その後、国内外でピラティスやヨガ・サップヨガなどのインストラクター資格を取得し、東京にてインストラクターとして活動。 現在はイギリスロンドンに在住。
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