実践歴5年の私が考えるサステナブルな暮らしを続けるために大切なこと

 実践歴5年の私が考えるサステナブルな暮らしを続けるために大切なこと
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巷でよく耳にする「サステナブル」という暮らし。皆さんはどんなことをイメージし、何をすれば良いと思いますか?「何から始めればいいのか分からない…」「敷居の高いイメージ」など考える人も多いサステナブルな暮らしですが、それはもしかしたら規定やルールが明確でないものも多く、曖昧だからかもしれません。今回は、サステナブルな暮らしを自己探求してもうすぐ5年になる筆者が考え流、この暮らしを持続するために大切なことについてお話したいと思います。

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そもそも「サステナブルな暮らし」って何?

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「サステナブル」とは、英語のSustainableという言葉がそのまま日本語として使われた言葉。直訳すると「持続可能な」という意味を持ちます。このサステナブルという言葉が世の中で広まった背景には地球規模でおきている環境問題や社会問題の深刻化があります。

日本では一般的にここ最近注目されるようになったワードではありますが、環境問題や社会問題はもう何十年も前から存在していました。例えば、地球の大気のしくみについて理解が進み、地球温暖化が深刻な問題として科学者の間でも注目されるようになったのは1970年代で、今から40年近く前です。

最近になっていきなり出てきた問題ではなく、日本で起こっている自然災害や今世界中が危険にさらされているコロナウイルス、そしてコロナ禍による貧困層の深刻化なども、地球がサステナブル(持続可能な)状態ではないため。

地球全体で起こっていると考えると何だか大それたことのように聞こえるかもしれませんが、私たち一人一人が地球という惑星に住む動物。地球をサステナブルにするためには、私たち一人ひとりの暮らし方が影響しているのです。

サステナブルな暮らしを持続可能にするために大切なこと

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あなたにとって「サステナブルな暮らしとは何か」を明確にする

サステナブルには明確な規定がありません。もちろん地球に優しい暮らしを実践することが第一であり、最近はそれに合わせた製品が開発されています。けれど、規定がしっかり定まっていないこともあり、製品の多くは100%地球に優しいというわけでもないのが現状です。

筆者もサステナブルな暮らしを追求し始めた頃は、あまりの曖昧さにどうすればいいのかと悩んだこともたくさんありました。

そして行き着いた考えが「これをすれば100%地球に優しいという目安がない今は自分で定義を作る」ということでした。

100人いれば100人の暮らしがあります。一人として同じ人はいません。住んでいる環境も、持っている知識や情報も異なります。自分で考えてこれが私の「サステナブルな暮らし」というのを見つけてみるのは、自分が何をすればいいのかアクションを起こすための一歩としてとても大切だと思います。

サステナブルな暮らしを実現するために「今」できることをする

自分のサステナブルな暮らしが明確になったら、そのために「今」できることを考えます。

重要なのは「今」に集中すること。例えば、地球環境のためにベジタリアンやヴィーガンになることを目指している人でも、それまでお肉や魚を食べていた人がいきなり菜食主義になるのは難しいケースが多いです。最初は月1〜2回、ベジタリアンやヴィーガンの日を作るようにするなど、体を徐々に慣らすように「今」できることに集中します。

今の自分を無視することは、サステナブルな暮らしを持続可能にはしてくれません。

周りに耳は傾けるけれど惑わされない

今は簡単に繋がりを作ることができる時代です。日本国内でもこうした暮らしに関心を持つ人がたくさん増えて、情報交換がしやすくなったのはとても良いこと。けれど、繋がった人たちがしていることが必ずしも自分のライフスタイルに合うかどうかは話は別です。

人によって信じているものは異なることも忘れないで下さい。

エネルギーは良い使い方をする

「地球を守りたい!」「世の中のために良いことをしたい!」というエネルギーはポジティブなものです。ポジティブなエネルギーは必ず良い使い方をするのもサステナブルな暮らしを実現していくためには重要です。

「こんなに自分が頑張っているのに、どうしてあの人は何もしないんだ!」「お肉を食べるなんて暴力だ!」「自分がやっていることが十分ではない。なんて自分だはだめなんだ」と、ネガティブな方向に持っていかれないことも大切。

世の中を変えることはできなくても世の中を見る目を変えることが自分にはできる

Jeremy Cai
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セレブリティや有名な人は環境活動をして多くの人に訴えかけることはできるかもしれませんが、一般人がどう頑張っても、その力は小さいです。けれど、世の中を変えることはできなくても、あなたの世の中を見る目を変えることはできます。

ヨガの考えを借りるなら、”外界の全てはあなたの投影物”なのだから。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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AUTHOR

桑子麻衣子

桑子麻衣子

1986年横浜生まれの物書き。2013年よりシンガポール在住。日本、シンガポールで教育業界営業職、人材紹介コンサルタント、ヨガインストラクター、アーユルヴェーダアドバイザーをする傍、自主運営でwebマガジンを立ち上げたのち物書きとして独立。趣味は、森林浴。



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