臨床心理士ヨガ講師が考える、学校にヨガが必要な理由とは【学校教育にヨガを】前編

 臨床心理士ヨガ講師が考える、学校にヨガが必要な理由とは【学校教育にヨガを】前編
南 舞
南 舞
2021-02-21
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カウンセリングでできること、ヨガでできること

不登校やイジメなどカウンセリングルームで挙げられる悩みの原因のひとつに「クラスの雰囲気が良くない」ということがあります。そういった「クラスの空気感」に苦手意識をもち悩む子どもに対して、カウンセリングの中でできることは限られてしまいます。カウンセリングでは、どうしても目の前にいる一人の子しか救えないからです。クラス全体に目を向ければ、カウンセリングには来られないけどケアが必要な子、満たされていない子など、様々な思いを抱えた子どもがいるのです。そういった子どもたちがヨガやマインドフルネスを行うことで、自分と向き合うことができる。「今自分という存在がここにあること」「今自分が抱えている、どうしても考えてしまうこと」そして「自分で自分をケアすること」を知り、自分を受容してあげることができるようになる。自分を受容することがわかれば、受容することができるようになれば、相手にも同じように接することができると思うんです。カウンセリングに来る手前でケアできるようにする予防教育もスクールカウンセラーの大切な仕事のひとつなので、今後スクールカウンセラーがヨガを教えることができるようになったらステキだなと思います。

太田千瑞先生

お話を伺ったのは…太田千瑞さん

臨床心理士・RYT200/RPRT85/RYCT95 Yoga.Ed チェアヨガトレーナー
教育行政・小中高のスクールカウンセラーとして、いじめ・不登校・発達障害などの相談に応じる。自分の価値に気づくツールとして、ヨガによる予防的アプローチを提唱し、教員研修・保護者向け講演を行う。2019年初の著書「イラスト版子どもの発達サポートヨガ」を刊行。オンラインスクール「発達支援プロモーター」を運営し、キッズヨガインストラクターや先生・保護者向けに講座を開講する。2020年1月より悪性リンパ腫のため、入院加療後、完全寛解。がんサバイバーとして、どのような状況でも心を整える方法を発信中。学校教育にヨガ・マインドフルネスを教育課程として取り入れることをミッションとして活動している。

ライター/南 舞

臨床心理士。岩手県出身。多感な思春期時代に臨床心理学の存在を知り、カウンセラーになることを決意。大学と大学院にて臨床心理学を専攻し、卒業後「臨床心理士」を取得。学生時代に趣味で始めたヨガだったが、周りと比べず自分と向き合っていくヨガの姿勢に、カウンセリングと近いものを感じ、ヨガ講師になることを決意。現在は臨床心理士としてカウンセリングをする傍ら、ヨガ講師としても活動している。

Instagram: @maiminami831

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太田千瑞先生