かかとのガサガサやひび割れを見逃さないで!生理・冷え・腰痛のためのフットマッサージ
かかとのガサガサや周囲のひび割れ。角質を取ったりクリームを塗ってケアをしても、綺麗に改善されなかったり戻ってしまったり、ということはありませんか?そこには根本的な不調が隠れているかもしれません。足に現れる不調のサインと、フカフカで艶々なかかとに導くマッサージ方法をご紹介します。
かかとのガサガサ・ひび割れの原因
ケアしても繰り返されるかかとのガサガサ・ひび割れ、そしてタコや靴擦れ…そういったことが足裏に起きていませんか?
それが起こる原因は
①乾燥
②血行不良
③合っていない靴を履いている
④足の内側ばかりに重心がかかっている
⑤腰の不調
⑥生理の不調
⑦冷え
こういったことが挙げられます。
かかとには生殖器や腰に関する「体の縮図=反射区」がありますが、ここがガサガサしていたりひび割れているということは、体の不調が起こる前兆であったり実際に起こっているサインかもしれません。
①〜④ということが⑤〜⑦の状態を引き起こしかかとの状態に現れたり、元からある⑤〜⑦の状態がガサガサ・ひび割れの要因であったりするため、角質やクリーム等でケアを行っても根本的な問題が解消・改善されなければ、なかなか綺麗にならないのです。
この「足の反射区」を利用して体を根本から改善することを目指すフットマッサージをご紹介します。
かかとの反射区
かかとにまつわる症状を改善するためにマッサージをしたいのが写真にある2箇所です。
できるだけ強く・骨を感じられるほど圧をかけてマッサージをします。回数は、できれば朝・昼・晩と日々行いましょう。
かかとの中心
生殖腺の反射区。
ポイント:生理痛・生理不順・骨盤内の血行不良・嚢腫・炎症・排卵時の腹痛・不感症など
かかとの周り
内側からかかとの中心までが仙骨〜内尾骨、外側からかかとの中心までが外尾骨となります。
ポイント:腰痛・尾骨痛・腰の冷え・坐骨神経痛・緊張による背中や肩のこり・頭痛など
ポイントと禁止事項
フットマッサージを行う際の、ポイントと禁止事項を説明します。
ポイント
○ 骨を感じるほどに力強く奥深く圧をかけること
症状に思い当たりがある時、最初はとても痛いかもしれません。繰り返すうちに改善されると共に徐々に強くできるようになります。
○ クリーム・オイルを塗ること
皮膚を傷付けないようにクリームやオイルを塗って行いましょう。
○ 道具を使う
手で行うと力が入りづらかったり皮膚を傷付けてしまうことがあります。手の関節に負担がかかることも。そこで、写真のような様々な道具を使います。体重をかけて行うと簡単にしっかりとマッサージができます。
禁止事項
・ 妊娠中は行えません
・ 食後は1時間以上たってお腹が落ち着いてからから行いましょう
・ お酒を飲んだ後は行えません
・ かかとが元々痛い場合は行えません
本来、フットマッサージは足全体を行うことでしっかりとした効果を発揮できますが、応急処置としてこの様にピンポイントで行うこともできます。
ガサガサ・ひび割れに隠れた原因を知り体を根本から改善することを目指して、かかとがフカフカと柔らかくツヤのある状態になるまで根気強くマッサージを行いましょう。
ライター/とみよし美里
女性専門トレーナー/ヨガ講師/食事療法士/官足法指導員。 日本最大手ヨガスタジオのプログラム開発、WEBコンテンツの製作、本、雑誌等、日本のヨガ業界に関わる。近年は女性をターゲットにした血流・代謝・排泄機能を改善する食養生と心身管理の方法論を追求している。妊娠、産後、更年期、ストレス、不眠、高血圧、自律神経失調、もの忘れなどのカリキュラム開発および指導者育成を行っている。
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