海外で暮らしていた私がうどん派から蕎麦派になった理由
海外に住んでわかった日本のスーパーフード「蕎麦」の魅力をお伝えします。
女性はうどん派が多い!
みなさんはうどん派ですか?それとも、蕎麦派ですか?
様々な調査結果では、うどん派の方が多く、うどん派を選ぶ半分以上が女性という結果が出ているようです。
株式会社ドゥ・ハウスの「うどん派・そば派」に関する調査結果では、46.5%がうどん派、35.3%が蕎麦派という結果となり、さらにうどん派と回答した6割が女性、蕎麦派と回答した6割が男性となっています。
女性はヘルシー志向が高いと思われていますが、意外にもうどん派が多いという驚きの結果です。しかしこれから紹介する蕎麦の魅力を知ればうどん派の女性も蕎麦派に変わるかもしれません。
日本人は本当の蕎麦の魅力に気づいていない?
うどんはもちもちとした食感で食べ応えがあり、満足感があるという理由で好まれています。そんな「うどん派」からしたら、蕎麦は年配の人が好んだり、年越しなどのイベントで食べるものというイメージがあるかもしれません。
もともと蕎麦は、お寺で精進料理として食べられていたり、鎌倉時代にそば餅を食べた人々の運気が上がり、そば餅を食べれば良いことがあると言われていたことから年越し蕎麦の風習が生まれました。年越しなどで蕎麦を食べるのは、長生きできるようにという健康を願うもの。とは言っても「これは、ただのジンクスのようなものでは?」と思っている人もいると思いますが、実は海外ではスーパーフードとして注目を集めている麺なのです!
海外の蕎麦メニューはこんな感じで、カラフルなものが多いです。海外のヘルシー系レストランに行くと”Soba”という単語が含まれたメニューを目にすることが多々あり人気があります。
スーパーフードとしての蕎麦
スーパーフードと言われるだけあって、蕎麦は下記のような栄養や体に良いところがあります。
ルチン
穀類で唯一、蕎麦に含まれる栄養素。ルチンは血管の弾力を保つ力があり高血圧症や脳梗塞を予防。蕎麦にはルチンが豊富に含まれており、血管の弾力を保ち、高血圧症や動脈硬化症など、生活習慣病の予防に役立ちます。
ミネラル
ミネラル(無機質)は体の機能の維持・調節に必要な栄養素。機能としてはビタミンと同様ですが、ビタミンと違うのはミネラルは体の構成成分にもなっているという点です。蕎麦には下記のミネラルが含まれています。
・亜鉛
・マグネシウム
・カリウム
・リン
・鉄
チアミン
ビタミンB-1としても知られるチアミンは、エネルギー代謝と健康な細胞の成長と機能に必要な栄養素。
タンパク質
タンパク質は、体全体の細胞を成長、維持、修復するために重要です。また、ヘモグロビンを生成し、免疫システムを健康に保つのに役立ちます。
アミノ酸
身体を構成するタンパク質を合成するには、9種類の必須アミノ酸が、全て揃っている必要があります。9種類の必須アミノ酸はひとつひとつに、人間の身体が必要とする量が決まっていて、小麦には他のアミノ酸はだいたい足りているがその中の一つリシンというものだけですが、蕎麦は全ての必須アミノ酸が含まれています。
上記の栄養素に加え、GI値が低いことやグルテンフリーであることなど、蕎麦にはスーパーフードと呼ばれるのに相応しく、体にうれしいことがたくさんある炭水化物なのです。
もうすぐやってくる年末年始の年越しそばから、蕎麦の魅力を味わってください。
参考資料:韃靼そばの栄養成分(日穀製粉)
ライター/yurina
美容専門学校を卒業後、カナダの美容専門学校へ留学。カナダ滞在中にメイクアップアーティストとしても活動。 もともと自身の肌が弱いことからオーガニックコスメに魅了され、帰国後オーガニックコスメのセレクトショップで働きながら化粧品成分、オーガニックコスメについて学ぶ。オーガニックライフを送る中で、自分の生き方とヨガが通ずるものがあると感じ、ヨガインストラクターの資格を取得。フリーのヨガインストラクターとして現在名古屋・岐阜を中心に活動中。
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