「1日2リットルの水を飲むといい」って本当?日本人の食生活と気候に合った水分摂取の方法

「1日2リットルの水を飲むといい」って本当?日本人の食生活と気候に合った水分摂取の方法
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美容と健康のために1日2リットルの水を飲むといい、という事を聞いて実践している人も多いはず。ここで改めて皆さんに自分の状況を振り返って見直して欲しいのは、無理なく美味しく飲めているか・体に浸透する感覚はあるかということ。今回は東洋医学のアイデアより日本人の食事スタイルと気候に合った水分摂取の方法についてご紹介します。

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水分摂取について考えましょう

水分摂取
photo by acworks on photoAC

私たちの生命維持と活動のために水は重要で、血流/細胞の維持/栄養・老廃物・代謝産物・ホルモンなどの溶解と運搬/体温/電解質のバランスなどを主に様々な役割を担っています。
呼吸・発汗・排尿・排便などで一日に体外に排出される水分とバランスを取るために水を飲むことは必要ですが、大切なのは食事のスタイルや気候そして運動量を知り 「自分に合わせた飲み方ができているか」ということです。
東洋医学では排出がしっかりできずに水を飲み過ぎ体内に溜まってしまうと、体が重だるくなる・むくみ・頭重感・めまい・疲労感…などなど「水毒」という様々な症状が起こると言われています。

・口や喉が乾いていないか

・水を飲むと美味しく感じてるか

・排泄がうまくいっているか

・運動をしているか

まずはこういった基本的なことに注意を払い、自分に合った摂取量と方法を考えましょう。

日本人の食文化は水分量が多い

一汁一菜
photo by Misato Tomiyoshi

西欧のフライパンで焼いて水分を飛ばす料理法やパン・パスタを主食にしている食文化に比べ、日本は鍋の文化とも言える調理法でお米を主食にしています。
小麦系の主食に比べ水分を含む米と、水分量の多い野菜に水を加えた汁物や煮たもの、そして漬物やサラダなどを同時に並べた食事の水分量は約70パーセントと言われています。体内の水分バランスのためにおよそ1日に2リットルほどの水分を摂取することは必要ですが、こういった食文化であるので、ただ必要摂取量を目指すのではなく食べ物から摂取できている事を考えてお水を飲むことが重要なのです。
口や喉が乾かないように気をつけることも大切ですが、お水を飲む際は無意識に一度にガブ飲みせず、まずは一口飲んで自分の体が欲しているか察しましょう。
その目安は「美味しく感じるか」です。美味しく感じるということは、体が必要としているサイン。また、お水を飲むことが苦手な人は、一回を少量にしてこまめに摂取するように心がけると良いでしょう。

気候に合わせた水分の取り方

季節に合わせた水分摂取
photo by ja ma on Unsplash

体の環境・食材・味付けが季節によって変わります。
ここでは大きく分けて、気温が下がる秋〜冬と気温が上がる春〜夏に分けて、四季に合わせた水分摂取の方法をご紹介します。

秋〜冬

キーワード
乾燥・味が濃くなる・発汗しづらくなる・溜め込む

ポイント

  • 軽度の有酸素運動/筋トレ/ストレッチを心がける
  • 日々、じわっと汗が出るくらいまで湯に浸かる
  • 唇/喉の乾きに注意する
  • 乾きを感じる前にこまめに水分を摂取する
  • 化学調味料の取りすぎに気をつける
  • 薬草茶を飲む
  • 薬味と共に白い野菜を食べ潤いを保つ

春から夏

キーワード
熱や湿がこもる・発汗・食欲の低下・隠れた冷え・デトックス

ポイント

  • 動きやすくなる春によく体を動かす
  • 脱水症状に気をつける
  • 胃腸の状態に注意する
  • 汗をかいた後は水をガブ飲みせずこまめに水分を摂取する
  • 塩味/酸味を上手に取り入れる
  • 甘いもの冷たいものの取りすぎに気をつける
  • シャワーだけで済ませずぬるめの湯に浸かる
  • フルーツやハーブを入れたデトックスウォーターを飲む

このようなポイントをおさえて、体の元気を保ち水分の摂取と排出のバランスが取れるようにしていくのを目標にしたいところ。
成人の体の水分量の50〜60%を占める水分。美容や健康には欠かせません。
体からのサインに気付き自分の状況をベースにした対応をしていきましょう。

参考文献:からだと心を整える「食養生」著:辻野将之(技術評論社)

ライター/とみよし美里

女性専門トレーナー/ヨガ講師/食事療法士/官足法指導員。
日本最大手ヨガスタジオのプログラム開発、WEBコンテンツの製作、本、雑誌等、日本のヨガ業界に関わる。近年は女性をターゲットにした血流・代謝・排泄機能を改善する食養生と心身管理の方法論を追求している。妊娠、産後、更年期、ストレス、不眠、高血圧、自律神経失調、もの忘れなどのカリキュラム開発および指導者育成を行っている。

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