今こそSupport Local (サポートローカル)が必要とされる理由
新型コロナウイルスの世界的な流行は、私たちの暮らしや生き方に大きな影響を及ぼしています。大変な時だからこそ、皆で手と手を取り合って”繋がり”、支え合いたいですよね。海外で支持者が増えているSupport Local(サポートローカル)も繋がりを大切にする選択の一つです。
Support Local(サポートローカル)とは?
Support Local(サポートローカル)とは、地元(ローカル)のビジネスを選ぶことで経済を応援(サポート)することできるという考え方。コロナ禍により、経済的に影響を受けている地元のビジネスを積極的に支援していくことで経済的打撃の軽減を目的として現在は認識されています。
実は、このSupport Localは、他者のビジネスを支援するだけでなく、それを支援する自分そして地球にも優しい選択なんです。
Support Localのメリット
地元の経済を支援することができる
前述した通り、現在Support Localを支持している人の多くの人が目的としているのが「地元の経済を支援する」ということ。
外出自粛により、食材の売れ残りなどで、野菜や果物を破棄している農家が多くあります。地元の農家から直接、またはオンラインなどを利用して自分が食べる分の食材を購入するだけで、地元の農家をサポートすることができます。
またコーヒー好きであれば、大きなチェーン店のコーヒーではなく個人経営のカフェなどを選ぶのもSupport Local。今まで知らなかったお店など新たな出会いに繋がることも。
"私"にも優しい
Support Localは「地産地消」の考え方に近いと筆者は考えています。地産地消とは、地域生産・地域消費の略語。地域で生産された様々な生産物や資源をその地域で消費することを指します。先に例として上げた地元の農家を選び食材を購入するというのは、まさに地産地消の実践。
その地域で採れた食材は、新鮮で美味しく、また栄養価も高いことが私たちにとって何よりも利点。一概には言えませんが、輸入品など遠くの地で採れた食材の場合、私たちの手物とにまわる前に腐敗するのを防ぐため早く収穫してしまうことが多く味も栄養価も地元で採れたものに比べると劣ることも。
地元に農家がない地域の方でも近隣農家の食材を選ぶ、また農家から直接食材を購入する機会がない方は、スーパーマーケットの地元食材コーナーやオンラインで購入できる場合も多くありますよ。
地球に優しい
外出は、遠出をするのではなく、近所に出かけるという選択をするのもSupport Local。地元のビジネスを積極的に活用する機会が増えます。また移動にかかるエネルギー消費を軽減することにも繋がるため、地球にも優しい選択に。移動による感染リスクも低減します。
近所に出かける際も、徒歩や自転車などを活用するのがおすすめ。コロナ太りにも効いて一石二鳥ですよ!
Support Localのアイデア
オンライン化が進み、色々な情報が溢れ何でもワンクリックで容易に手に入る世の中の現代ですが、遠くのものばかりを追うよりも実は身近にもっと価値のあるものがたくさんあるかもしれません。
- 個人経営のお店を選ぶ
- 地元農家/近隣農家を選ぶ
- 地元工芸品、伝統芸能に親しむ
- お出かけは近所
- お泊りはステイケーション
Support Localで人にも地球にも優しい選択を
この数カ月の間「あたりまえの日常は特別なもの」と気づき、考え方が変わったという人は多いのではないでしょうか。働き方、人との繋がり、体への意識、そして環境や物質的なものに対する価値観の変化など。私たちの毎日積み重ねている一つ一つの選択が実はとても重要。自分、社会、そして地球にも大きな影響を及ぼしています。結局、全て繋がっているんですね。
ヨガとは「繋がり」。大変な時だからこそ、みんなで支え合い繋がりを大切にしていきましょう!
ライター/桑子麻衣子
シンガポール在住8年のライター/Webクリエイター/ヨガインストラクター(全米ヨガアライアンスRYT200保持)。3歳の娘Emmaと夫と3人暮らし。妊娠、出産、育児を経験しヨガを深めたいとインスタクターの資格を取得。Webメディアを中心に記事を執筆しながら、人にも地球にも優しいサステイナブル(持続可能)な暮らしの実践を目指すウェブメディア「House of Emma」を運営。ヨガの教えに基づいた「誰でもどこでもできる」をキーワードに、それぞれの暮らしに寄り添ったエコフレンドリーなファッション、ビューティー、ライフスタイル、ヘルスケア、旅行の提案をしている。 House of Emma: https://house-of-emma.com/
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