お腹と前ももが離れない…どうすれば?ぽっちゃりさんのヨガ「ランジのポーズ」
ぽっちゃりさんが、よりヨガを楽しめるようなバリエーションをご紹介!今回取り上げるのはランジのポーズです。
足を前後に大きく広げて前に踏み込む、ランジのポーズ。下半身や体幹の働き、そして背骨まで繋がるエネルギーを体感できるポーズです。けれどぽっちゃりさんとしては、お腹が前腿にもたれかかってしまい窮屈…。先生に「腿からお腹を離して!」と言われるけど、どうしても離れない!そんなぽっちゃりさんに取り組んでほしいポイントをまとめました。まずは、よくない姿勢(ミスアライメント)から確認しましょう。
ありがちなミスアライメント/ランジのポーズ
△後ろ脚の意識が抜けている
△体幹が働かず、上体が前に寄りかかっている
△前脚の膝が、踵より前に飛び出している
後ろ脚は視界に入らない為、意識が抜けやすい部分。後ろ脚が弱いと、体を前後に引っ張り合う力(拮抗)が生まれない為、体幹も働きにくいのです。お腹にも力が入らず、前腿にもたれかかる一因となってしまいます。重心が前膝にかかることになるので、膝への負担も心配です。
では次に、取り組むポイントを見ていきましょう。
取り組むポイント
①手の下に高さを出す
人によって身長が違うように、腕の長さも異なります。その為ランジで手のひらをマットにぺたりとつけると、お腹の厚みに関わらずお腹と前腿がくっつく方もいらしゃいます。(ライター自身もそうです!)両手を指立ちにしたりヨガブロックを使うことで、お腹と前腿の間にスペースを作ります。
②後ろ脚を働かせる
後ろ足の踵で見えない壁を押すようにイメージし、伸ばした脚全体を天井の方へ引き上げます。前にばかり体重がかかるとお腹が圧迫されやすいので、重心を前後バランスよく分散しましょう。前足の踵の真上に膝が来るのが目安です。
③後ろ足と頭頂で引っ張り合う
体を前後に引っ張り合うように意識することで、体幹が働き始めます。
・吸う:前後に伸びる
・吐く:お腹を背面に引き寄せる
いかがでしたか?例えお腹と前腿が触れ合っている状態だとしても、前脚によりかかっている時と、全身に意識を巡らせている時では、心身への効果が全く違います。見た目だけではなく体の内側で起こっている働き、そして心の変化まで観察してみてください。
ライター/のぐち かなこ
専業主婦からヨガ講師へ。大手ヨガスクールにて全米ヨガアライアンスの講義(RYT200/RPYT85)及びヨガレッスンを年間1,000時間以上担当。2018年に独立し〈あんどYOGA〉を立ち上げる。現在もヨガインストラクターの養成に携わりながら、特に産前産後に関するヨガや新米ヨガインストラクターサポートに力を注いでいる。オンライン講座も多数開催中。プライベートでは三姉妹の母。あだ名はかーちゃん。Instagram:@kaacyan123
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