今日からできる。深い眠りに誘う簡単呼吸メソッド

 今日からできる。深い眠りに誘う簡単呼吸メソッド
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すごく疲れているのに、なぜか眠れない。そんな経験ありませんか? カギとなるのは、自律神経。その自律神経を調整するのが、腹式呼吸です。ヨガティーチャー中村優希さんに、副交感神経を優位にし、スムーズな入眠に導く腹式呼吸を教わりました。

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ヨガの呼吸と背骨をほぐすポーズで快眠へ

呼吸を深めながら、心身のこわばりを解いてくれるヨガは、不眠の原因を多面的にリリースでき、睡眠の質をぐっと高めてくれます。「心地よく眠りに入るには、活動モードを司る交感神経を鎮め、リラックスを深める副交感神経を優位にすることが大切です。この自律神経を調整するには、ヨガの代表的な呼吸法である腹式呼吸がカギを握ります。長めに息を吐くことで副交感神経を優位にします」と中村先生。まず、内臓やリンパを刺激するポーズで循環を促進。次に、自律神経の通り道である背骨をほぐすポーズで背中の緊張を解いてリラックスを深めます。最後は老廃物が溜まり重くなった脚の疲れをリリース。「アロマを香らせながらポーズを行うと深呼吸しやすくなり、不眠の原因になる悩みも和らげてくれるので、快眠効果がUP。心地よい眠りに心身をゆだねてみてください!」

深い眠りは、深い呼吸から!

1.胸を開いて呼吸を入りやすく!

腕を上下に動かし、肩や胸まわりをほぐすことで呼吸が深まります。股関節を開く動きも副交感神経に作用します。

HOW TO

仰向けになり両手は楽な位置において力を抜く。両膝を曲げたら、両足の裏を合わせる。

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(Photo by SHOKO MATSUHASHI)

合せきのポーズ。吸いながら両手を頭上へ伸ばし、吐きながら脚のほうへ。腕を肩甲骨から動かし、手先が遠くを通るように。3~5呼吸。

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(Photo by SHOKO MATSUHASHI)

POINT

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(Photo by SHOKO MATSUHASHI)

お尻にクッションを敷くと腰がゆるんで快適に。

2.お腹を触って腹式呼吸

腹式で吐く息を長めにすると、副交感神経が優位に。おへそに手を当ててお腹の凹凸を感じながら行います。

HOW TO

下腹部に手を当て、鼻から4秒吸ってお腹に呼吸を届けるように膨らませ、鼻から8秒吐きながらおへそを背骨に近づける。

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(Photo by SHOKO MATSUHASHI)

吸う息は、4秒で。吐く息は、8秒で呼吸する。

 

教えてくれたのは…中村優希先生

ヨガインストラクター、アロマアドバイザー。ヨガ雑誌に多数出演。アジア最大級のヨガイベント「ヨガフェスタ」でクラスを担当。モットーは「誰でも楽しめるヨガ」。オリジナリティーのある流れとアロマを融合させたレッスンは、心身がふわっとゆるむと好評です。

 

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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Photos by Shoko Matsuhashi
Text by Ayako Minato
yoga Journal beginners Vol.2掲載



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