あなたは大丈夫?急増するワーカホリック|臨床心理士に聞く特徴と対処法

 あなたは大丈夫?急増するワーカホリック|臨床心理士に聞く特徴と対処法
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南 舞
南 舞
2020-05-26

最近増えてきている【ワーカホリック】と呼ばれている人たち。あなたは大丈夫?仕事漬けにならないために何ができるのか、臨床心理士である筆者がお答えします。

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ワーカホリックとは?

『仕事をしていないと落ち着かない』『休日でも仕事が気になって仕方ない』と思っているそこのあなた、それはもしかしたら【ワーカホリック】かもしれません。ワーカホリックは仕事中毒・仕事依存と訳され、本来は生活のために行っている仕事に私生活の多くを犠牲にして打ち込んでいる状態のことを指します。周囲から見れば『仕事が好きな人』『会社に貢献してくれる人』という印象を持たれ、アルコールや薬物などの依存に比べて他人に迷惑をかけていないと思われがちですが、『仕事漬けで家庭を顧みない』『家事や育児をしない』という形で影響を及ぼしていることもあります。

ワーカホリックになりやすい人とは?

ワーカホリックになりやすい人の特徴として以下のようなことが挙げられます。

□周囲に対して気遣いができる

□責任感が強い

□几帳面であり真面目である

□プライドが高い

□Noと言えない

□過度な上昇志向がある

仕事だけでなく何か特定のものに依存するのは【強い不安や孤独感】【自分への自信のなさ】などが根本にある可能性があります。最初は上司の指示や目標を達成しようと仕事していたことが、仕事をすることによって周囲に感謝される、認められるという体験よって快感を覚え、気付けばワーカホリックになっていたということもあるかもしれません。ワーカホリックの状態が続くと、強いストレスが心身にも影響を及ぼし、うつ状態や過労死などを引き起こすこともあるので注意が必要です。

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