ハワイでトレーニングを受けた初の日本人マシンピラティスインストラクター誕生
養成コースを受けることになったきっかけ
ハワイに来てからは学生として学校に通うかたわら「Pilates O Ka La」というピラティススタジオに通い始めます。半年くらい通っていた時に、スタジオオーナーのChelseaから「今度スタジオで養成コースをやるので受けてみない?」と声をかけられたのが養成コースへの参加を決めたきっかけでした。
当時はまだあまり英語力に自信がなかったそうですが「やってみたい!」という気持ちが強く参加を決めました。「実際に養成コースが始まってしまったら、実技指導の進行は早く、その上解剖学の講義となると1日5〜6時間ひたすら英語を聞いている日も。ライブだけで全て習得するのが難しかったので、自宅に帰ってからも授業の内容をビデオで見て復習しました」(Yukoさん)。辞書を引きつつ英語を聴き続けていると集中力が続かず、コース中も何度もやめたいと思ったのだとか。
「それでも、最後まで頑張れたのはクラスメイトに恵まれたお陰。お互いに助け合いながら養成コースを無事に修了することができました」とYukoさん。参加者は全部で5人。日本人はYukoさんだけという環境でしたが、みんなでテキストの内容を確認したり、エクササイズの練習を一緒にしたり「仲間がいたから頑張れた」という思いが強く、今でもクラスメイトとは強い絆で結ばれているそうです。
養成コースを修了する時に最後に受けた最終テストで、養成コースを担当したインストラクターのChelseaがYukoさんのテストが終了後に目に涙をためていたのがとても印象に残っているそうです。「英語を母語としない生徒を導くのはChelseaにとってもチャレンジングな経験で、感極まってしまったようです。彼女の涙を見て感じたのは『これはゴールではなくて、今からがインストラクターとしてのスタートだ』ということ。これからはピラティスのスキルを磨いていく責任を強く感じました」(Yukoさん)。
Yukoさんが目指すのは、言葉のハンディがありながらも、タクタイル(アジャスト)を使って的確に指導できるインストラクター。インストラクターの情熱は、言葉からだけで伝わるものではないということを尊敬するインストラクターが教えてくれたそうです。英語のスキルも磨きつつ、ティーチングのスキルも同時に磨いて行くことを目標としているそうです。
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