常備食にも使える干物をまるごと使った春キャベツのスープ【痩せる和風スープ #17】
旬の食材、発酵食品…先人たちの知恵や工夫がたっぷり詰まった「和食」は、私たちを健やかな心身に導き、腸内の環境を改善することでスリムな体形も叶えてくれます。食の欧米化が進んだ現代社会で、今こそ昔ながらの「和ごはん」に立ち返りませんか?一汁一菜でなくてもOK!手軽に日常の食卓に取り入れられる和風スープレシピを、管理栄養士の圓尾和紀さんが連載形式で教えてくれます。
感染症の影響を心配して備蓄の食品を買い求める人が増えています。今回の件に限らず、いつ何時どんな災害が襲ってくるかもわからないことを考えると、ある程度日持ちがする食料を用意しておくのは大事なことと言えます。備蓄のものというとインスタント食品やレトルト食品がよく売れますが、日本の伝統食の中にも常備食として使えてさらに栄養のあるものがあります。その一つが干物です。今回は干物を使って簡単につくれるスープをご紹介します。
昔ながらの知恵 干物の良さ
常備食にとレトルト食品などのにばかり頼ってしまうと、栄養の偏りや不足が心配です。非常時であってもしっかり栄養のとれるものを考えたいところです。こんなときこそ、もっと身近にある伝統食品の知恵を活用しましょう。干物はものを選べば原材料は魚に塩だけと無添加で自然なものが手に入りますし、不足しがちな魚をさばいたり手間をかけることなく手軽にとれる優秀な食品です。
日常に干物を取り入れよう
魚は肉や卵同様、重要なたんぱく源となる他、不飽和脂肪酸のEPAやDHAを多く含んでいます。EPAは健康な血管を作ったり炎症を抑えたりする効果があります。DHAが脳の働きを高める効果が期待されている栄養素です。また、外に出て太陽を浴びなくなることで不足しがちなビタミンDを補ってくれる食材でもあります。
今回は鯵の干物と今が旬の春キャベツを使用したスープをご紹介いたします。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
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