春の旬野菜をたっぷり使った優しい和風ポトフ【痩せる和風スープ #15】
旬の食材、発酵食品…先人たちの知恵や工夫がたっぷり詰まった「和食」は、私たちを健やかな心身に導き、腸内の環境を改善することでスリムな体形も叶えてくれます。食の欧米化が進んだ現代社会で、今こそ昔ながらの「和ごはん」に立ち返りませんか?一汁一菜でなくてもOK!手軽に日常の食卓に取り入れられる和風スープレシピを、管理栄養士の圓尾和紀さんが連載形式で教えてくれます。
春はこの季節しか口にできない味覚がたくさん
徐々に気温も上がって暖かくなり、みずみずしい春の野菜たちがスーパーに並ぶ季節がやってきました。
通年出回っている玉ねぎやじゃかいもは収穫から一ヶ月ほど貯蔵し、デンプンを糖に変換させてから出荷しますが、この時期しか見かけない新たまねぎや新じゃがいもは、冬に植えたものを春に収穫し新鮮なうちに出荷しているため他の季節では味わえない春らしい味覚を味わうことができる食材です。特に皮が薄いじゃがいもは皮ごと食べられるので、煮崩れしにくいためポトフにもぴったりです。
見た目もかわいい芽キャベツにはビタミンCがたっぷり
季節の変化や、花粉症やウィルス対策などと何かとストレスを受けやすいこの時期。ストレスが多い時にも積極的に摂取したいビタミンが、抗酸化力の強いビタミンCです。そんなビタミンCを手軽に摂れる食材が、今が旬の芽キャベツです。
芽キャベツは普通のキャベツと比べてビタミンCは約4倍、食物繊維は約3倍、ビタミンB2は約7倍、β-カロテンはなんと約14倍も含まれるほど、小さな実の中には栄養がぎっしり詰まっているのです。
しかし、キャベツと違って芽キャベツには独特の苦みがあるので、生食で食べるよりも煮たり炒めるなど加熱調理がおすすめです。今回はそんな春の元気な野菜を使った具だくさん和風ポトフをご紹介いたします。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
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