セドナ・NY・マウイ島…ヨガ旅を北米エリアで♡最新・旅行先11選
見逃せないフェスティバルや歴史あるアシュラムから、幅広い社会的責任を問うエコリトリートまで、『ヨガジャーナルアメリカ版』の最新・旅行先リストはこれだ!世界8エリアの内、今回は北米編!
『ヨガジャーナルアメリカ版』の最新・旅行先リスト|北米編
パラマハンサ・ヨガナンダやインドラ・デヴィのように海を渡って活躍した先人たちのおかげで、ヨガの教えは西洋に伝わった。今ではヨガを教える者も学ぶ者も、旅に出ることによって自らの意識を深め、ヨガの経験を広げられるようになった。ヨガの発祥の地インドが依然として究極の巡礼地ではあるが、(影響力のある指導者や人気のヨガスタジオを擁する)ロンドンやロサンゼルスなどの都市もまた、ヨガの学びの拠点となっている。
一方、オーストラリアのバイロン・ベイのようなもっと小さな町にも、健康的な暮らしを正当に評価する人々が集まった緊密なヨガの共同体がある。ヨガに浸って集中的に練習するのが今でも自己実現の主流だが、近頃ではヨガの旅をする人たちが、マットの上で過ごすだけでなく、文化を学ぶことや、サーフィン、音楽、ダンス、食べ物などにも時間を割こうとしている。私たちは今回、ヨガのインストラクター数十人に、ヨガの旅ではどこを訪れるべきかたずねた。
1.フェザード・パイプ・ランチ(モンタナ州ヘレナ)
ヨガ指導者で本誌の共同創設者でもあるジュディス・ハンソン・ラサターは1975年以来、この広大な牧場でヨガのリトリートを主催してきた。「ヨギのためのサマーキャンプのようなものよ。ロッキー山脈の心奪われる風景、最高の食事、きれいな湧き水、1日2回のヨガクラス。自然の静寂に包まれた1週間を満喫できるわ」。
この神聖なアメリカ先住民の土地に敬意を払うとしたインディア・スーペラは、フェザード・パイプ基金を設立してクリー族の伝統的な儀式の保存に役立ててきた。この基金は人道主義的活動を推進して新たな非営利組織を生み出している一方で、退役軍人のためのヨガプロジェクトやチベットの子供を対象にした教育基金などの活動も続けている。
2.クリパルセンター(マサチューセッツ州ストックブリッジ)
バークシャーズの高原にある緑に覆われたこのセンターでは、教育が活動の中心に置かれており、世界各地から集まる200人のインストラクターによって、年間3万人以上に700以上のプログラムが指導されている。クリパルセンターはこの10年間に、ハーバード大学医学大学院およびブリガム・アンド・ウィメンズ病院とともに、ヨガとトラウマに関する画期的な研究を実施した。
3.セドナ(アリゾナ州)
セドナはボルテックスと呼ばれるパワースポットで有名な地。ボルテックスでは神聖な周波数を感じると言われている。世界各地から霊能者や悟りを求める人々が、高次の意識につながることを目指して、その赤茶けた頂きを訪れている。毎年3月に3日間開催されるセドナ・ヨガフェスティバルは、数千人規模のイベントで、200ものヨガクラスや、ジョアナ・ビークマンなどのキルタンアーティストによる演奏が提供される。
常連の参加者たちには、和気あいあいとした雰囲気が好評だ。会場で講師に駆け寄ることもできるという(講師がイシュタヨガの創始者アラン・フィンガーだとしたら!)。そのほか、トラウマをテーマにしたヨガのワークショップも高く評価されている。
4.エサレン・インスティチュート(カリフォルニア州ビッグサー)
崖の側面にあるこのリトリート(1962年創設)では、ヨガと人間的成長をテーマにした一連のワークショップが開催されている。開設当初のゲストや講師には、ジョーン・バエズやジョーゼフ・キャンベルのような反体制文化を代表する人々が名を連ねていた。
現在はアンドルー・ワイル、ディーン・オーニッシュ、ジャネット・ストーンなど、健康やヨガの分野の著名な人々が、治療薬としての意識と瞑想のエネルギー論など、今注目されている話題について専門的な講義を行 っている。
5.マウイ島(ハワイ州)
この島のきわめて瞑想的な共同体と健康的な生活が、ナンシー・ギルゴフ、デヴィッド・ウィリアムズ、ラム・ダスをはじめとするアシュタンギを惹きつけてこの島に居を構える決意をさせた。
ハナのカハヌ・ガーデンにあるピイラ二・ヘイアウは、ポリネシアで最大のヘイアウ(神殿)であり、13世紀に遡る信仰の場所である。ハワイでは霊的な意味で自然が重視されているため、土地のマナ(霊的エネルギー)を感じたい人たちがここを目指してくる。
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