ストレス解消スキル|認知行動療法ではなぜ「考え」に注目するのか

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ストレス解消スキル|認知行動療法ではなぜ「考え」に注目するのか

石上友梨
石上友梨
2019-09-16

最近はカウンセリングで、「考え方を変えにきました」「認知行動療法をやりたいです」という方が増えています。今回は認知行動療法とは、どんなものなのか、なぜ考えにアプローチするのかご紹介します。認知行動療法とは?なぜ「考え」に注目するのか解説します!

認知の歪みに対処する「認知行動療法」とは

認知行動療法は、ストレスと上手に付き合うためのスキルです。元々はうつや不安などの対処法として発展しましたが、現在は腰痛などの身体の症状やアトピー性皮膚炎のかきむしりなどの習慣まで、幅広く効果研究が進んでいます。心の病気の方だけでなく、ストレス解消法のひとつとしてスキルを身につける方もいらっしゃいます。また、自分で取り組むノートタイプの書籍が販売されていることから、気軽に実践してみる方も増えている印象を受けます。

認知行動療法とは、「認知の歪み」を見つけて、「考えを変える」ものだと思っている方も多いです。しかし、個人的には少しニュアンスが違うかなと思いますので、詳しく説明したいと思います。

なぜ、考え方は大切なのか?

私たちは同じような体験をしても、それぞれ個人の反応が異なります。例えば、コップに半分の量の水が入っているとします。それを見て、水が「半分しかない」と考えるか、「半分もある」と考えるかは人それぞれです。

私たちは物事に対して自分なりの受け止め方・考え方をします。その時に、考え方の癖、いわゆる認知の歪みが影響します。ネガティブにとらえやすい人は、ネガティブフィルターを通して物事を考え・受け止めやすくなります。白黒思考の方は、どっちともつかないようなグレーな物事も、なんとか白黒に分類し、極端な判断をしやすくなります。

そして、「認知(考え)」は、「感情」や「行動」と影響し合います。状況に対して、どう考えたかで、そのあとの感情や行動が変わってきます。コップの水を半分しかないと考えた場合は、「不安」「焦り」「落ち込み」などの感情を感じやすくなり、半分もあると考えた方は、「安心」「落ち着き」などの感情を感じやすくなるかと思います。ネガティブな考えが浮かぶと、ネガティブな気持ちになりやすく、ネガティブな行動へとつながりやすくなります。

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