社交辞令やお世辞は「嘘」か否か?
似合わないのに「よくお似合いです」と言ったり、意気投合したわけでもないのに「今度飲みに行きましょう!」と言ったり...コミュニケーションを円滑にする上で重要な「社交辞令」ですが、社交辞令を言うたびに嘘をついているような気持ちになった人も少なくないはず。社交辞令は嘘なのか?人気ヨガ講師でスタジオ・ヨギー エグゼクティブディレクターのヤスシ先生に聞いてみました。
心からの言葉として表現することを大事に
世の中で社交辞令がある程度必要なのは想像できますが、僕自身は社交辞令もお世辞もほぼ使った感覚がありません。心にあることを言葉にするよう心がけているのが主な理由です。そしてありがたいことに、社交辞令を使う機会もないのです。社交辞令とはその場の雰囲気を柔らかく収め、なおかつ相手を気遣う礼儀だとしたら、相手や状況下でポジティブに捉えられることを意識しましょう。それを心からの言葉として表現するのです。
言葉はエネルギーです。心にないことや、潤滑油的な定型句を口にする習慣を続ければ、言葉に真のエネルギーがたまりません。いざ心から相手に伝えたいことがある場合に、あなたの気持ちは伝わるでしょうか? 相手を敬うことや存在を認めることを念頭におけば、ポジティブに表現できる言葉は見つけられるものです。その働きかけが相手への真の礼儀です。自分の注意力や語彙力を磨いて、心のこもった言葉を使うように心がけてみましょう。訓練することで、あなたの言葉はポジティブなエネルギーに満ち、人の心に直接とどくでしょう。
教えてくれたのは...ヤスシ先生
スタジオ・ヨギーのエグゼクティブ・ディレクター。30年以上暮らしたニューヨークを離れ、2017年帰国。日本各地で後進の育成に努めている。
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