「日々辛いことが多くて、苦しい…」|心に効く“ヨガ哲学の処方箋”
辛さ、苦しさはネガティブに捉われてしまいがちですが、ヨガでは辛さや、苦しさは「イーシュヴァラ(大いなる存在、神様と言ったりもします)」の愛情と言います。
辛さ、苦しさが愛情!?と思ってしまいますが、愛情なのです(笑)。
辛い・苦しい状況がずっと続いているということは、何かが間違っているというお知らせです。
体の不調も、最初は軽度ですが、無視し続けていると、大病に繋がります。
心も体も、最初は小さな警告でお知らせしてくれます。
心の場合、小さな違和感が徐々に辛さ、苦しさとなり、放置し続けると日々の生活が苦痛になってしまいます。ですので、辛さ、苦しさという形で、イーシュヴァラが、「その方向ではないのでは?」「考え方・捉え方を変えてみては?」「環境があっていないのでは?」といったことをお知らせしてくれています。
辛さ、苦しさという感覚は、何かズレが生じているので、そのズレが何なのかを探ることができれば、自分の考え方の癖に気づくことができ、変えることができ、環境そのものが変わります。ネガティブに捉えてしまうものこそ、実は、イーシュヴァラからのギフトで、「気づき」という宝物が隠されています。
日々辛い状況がずっと続いていたら、我慢せずに、警告に意識を向けて、自分を変える練習をしてみましょう。辛く、苦しかったこともきっとギフトになることでしょう。
教えてくれたのは…
谷戸康洋先生
器械体操でインターハイ、国体に出場した経験を持つ。2006年、whitebirch yoga groupを設立し、2012年に自身のスタジオ「fika」を山梨県にオープン。全国のイベントやワークショップでも指導を行う。ヨガジャーナル日本版連載「漫画で読むヨガ哲学」を監修。
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