「部位で栄養素が違うって本当?」疲労回復に効く【アスパラガス】の効果的な食べ方とは?

 「部位で栄養素が違うって本当?」疲労回復に効く【アスパラガス】の効果的な食べ方とは?
photo by photoAC

春と夏が旬のアスパラガス。栄養ドリンクにも含まれている疲労回復成分がたっぷり含まれています。疲れを感じやすい春先に摂りたいアスパラガスの驚くべき栄養素についてご紹介します。

広告

アスパラガスの旬はいつ?

アスパラガスは春芽と夏芽の2種類があり、春芽が出回るのは1月から6月中旬まで、夏芽が出回るのは6月中旬から4月までです。春から初夏にかけて旬が長い野菜ですが、冬場に取れるハウス栽培のものは旬のものに比べて栄養価がどうしても劣ります。特に4月から5月は新生活や気温差の関係で疲れを感じやすい季節です。疲労回復に効果がある旬のアスパラガスを食べて元気に日常生活を送りたいですね。

アスパラガスが疲労回復に効くワケは?

疲労回復のイメージ
photo by Unsplush

アスパラガスにはアスパラギン酸というアミノ酸の一種が豊富に含まれています。アスパラギン酸はその名の通りアスパラガスから発見された成分で、この成分が疲労回復に役立ちます。アスパラギン酸は疲労の原因である乳酸の分解を促進する働きあり、疲労を改善します。アスパラギン酸は栄養ドリンクにも含まれている成分ですが、100g当たり430㎎のアスパラギン酸が含まれています。おまけにストレスで体内で消費されやすいビタミンCや糖質やたんぱく質の代謝に役立つビタミンB1、B2なども合わせて取ることができます。またアスパラギン酸はうま味成分の一種でもあります。アスパラガス特有のほろ苦さとコクはアスパラギン酸によるものです。

アスパラの部位で栄養素が違う?

穂先には毛細血管を強くし血流改善にも効果があるルチンが多く含まれています。ビタミンPとも呼ばれる成分で、正式にはビタミンではありませんがビタミンと似た働きをします。ビタミンCと一緒に取ると更にその効果が高まるとされています。毛細血管を丈夫にすると高血圧や動脈効果など大きな病気の予防に繋がりにくくなります。

アスパラガスの栄養を効果的に摂る食べ方は?

さっと茹でる・蒸す

アスパラガスには加熱すると壊れやすいビタミンCや水に流れ出やすいビタミンB群が豊富です。また穂先に豊富に含まれるルチンも水に溶けやすい栄養素ですので、栄養素を流出させないためには調理時間を短くすることがポイントです。加熱時間は極力短くなるようにお湯でさっと茹でるか、電子レンジで蒸して食べることで栄養素の流出を抑えられます。

豚肉と一緒に炒める

アスパラガスに含まれるβカロテンは油と一緒に摂ると吸収率が上がります。合わせて疲労回復に効果的なビタミンB1を豊富に含む豚肉と一緒に摂るのもおすすめです。Wで疲労成分を取りつつ、豚肉の油と一緒に摂るとβカロテンも効率良く摂取することができます。

〈参考文献〉

その調理、9割の栄養捨ててます!世界文化社

_グリーンアスパラガス|とれたて大百科|食や農を学ぶ|JAグループ

ビタミンについて - 「 健康食品 」の安全性・有効性情報

広告

RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

疲労回復のイメージ