バッグを肘にかけている人は要注意!巻き肩改善とスリムな腕のための「らくらく上腕ストレッチ」


肘を曲げてバッグを持つことが多い人は、巻き肩に関係する筋肉が硬くなっている可能性があります。巻き肩改善のために色々試してみたけれどイマイチ改善されない人は、手を後ろにつくだけの簡単なストレッチで上腕を伸ばしておきましょう。
バッグの肘かけで酷使される筋肉

肘を曲げてバッグを持っている時は、上腕二頭筋、いわゆる「力こぶ」の筋肉がバッグの重みに耐えながら頑張り続けています。私は力こぶなんなんてないから大丈夫と思っていても、上腕二頭筋は腕を曲げて物を拾い上げる時やお箸やスプーンを口に運ぶ動作でも働きます。日常的に頻繁に使っている筋肉なので疲労がたまりやすく、筋肉が緊張したまま硬くなっている人が多いのです。
上腕二頭筋の解剖学

解剖学用語で言うと、上腕二頭筋は肘を曲げる(肘関節の屈曲)、肘を固定して手の平を上に向ける(前腕の回外)、腕を前から上げる(肩関節の屈曲)、腕を体に引き寄せる(肩関節の内転)という働きをしています。
上腕二頭筋が縮んだまま硬くなることで、肩関節が屈曲・内転した状態で肩を前に引っ張ってしまい巻き肩を助長させます。中には、上腕二頭筋が硬くなりすぎて肘を伸ばしにくいという人もいるかもしれません。
上腕二頭筋のストレッチをすることで、巻き肩にアプローチできるとともに縮んだまま硬くなっている筋肉がほぐれて血行が促され、腕の張りの解消も期待できますよ。
上腕二頭筋のストレッチ
上腕二頭筋を伸ばすには、腕を後方に引き肘を伸ばしながらじんわり自分の体重をかけるのがオススメです。肘下の動きにも関わるため、指先の向きを変えながらストレッチします。
〈やり方〉
膝を曲げて体育座りになり、上体をやや後ろに倒して手をお尻の後ろにつく。

肩を前から後ろにくるりと回して、指先はお尻の方に向けて30秒~1分伸ばす。

指先を外向きに変えて、30秒~1分伸ばす。
●ポイント
手を後ろについた時に、背中が丸まったりアゴが上がり過ぎたりしないように気をつけましょう。
▼ 詳しい動きを動画で確認したい方は、こちらからどうぞ ▼
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