片脚立ちがふらつく人に【バランス力が上がる方法】50代以上におすすめ!椅子を使った簡単エクサ


年齢を重ね、「片脚立ちができない」「すぐによろけてしまう」といったお悩みが出てきた人もいると思います。片脚立ちができないと、歩行時のふらつきや転倒のリスクが高まり、日常生活に支障をきたすこともあります。今回は、片脚立ちの安定を向上させる方法をご紹介します。
片脚立ちができなくなる原因
1. 筋力の低下
加齢とともに太ももやお尻、ふくらはぎの筋力が低下すると、体を支える力が弱くなります。特に片脚立ちでは片方の脚だけで体を支えるため、十分な筋力が必要です。
2.バランス感覚の低下
加齢により感覚神経が衰えると、重心のコントロールが難しくなります。バランスを取る能力が低下すると、片脚で立つことが困難になります。
3.体幹の衰え
体幹(お腹・背中・腰まわりの筋肉)が弱くなると、姿勢を支える力が減り、ふらつきやすくなります。特に片脚立ちではお腹や腰の筋肉が安定していることが大切です。
4.脚の感覚の鈍化
高齢になると、足の裏のバランスを取るための感覚が鈍くなり、体の揺れを察知する能力が落ち、片脚で立ったときの不安定感が増します。
5.関節の可動域の低下
膝や股関節、足首の動きが悪くなるとスムーズに体重移動ができず、片脚立ちが難しくなります。関節の可動域が狭いと、脚を持ち上げる動作や姿勢の維持が困難になってしまいます。
片足立ちの安定のために鍛えたい筋肉
・大腿四頭筋(太ももの前側)
・ハムストリングス(太ももの裏側)
・中臀筋(お尻の横の筋肉)
・ 体幹(お腹・背中の筋肉)
これらの筋肉を鍛えていくことに加え、足裏の感覚をつかむことも重要です。
安定した片脚立ちを叶える!ヨガ&エクササイズ
片脚立ちに必要な筋肉を無理なく鍛えるヨガ&エクササイズをご紹介します。安全のため、背もたれのある椅子や、壁につかまりながら行いましょう。
1.椅子の背もたれや壁に手を置き、両脚を腰幅に開く。
2.椅子をつかんだまま脚の付け根を奥に引き込むようにしゃがむ。この時、つま先と膝を同じ方向に曲げるのがポイント。深い呼吸で30秒〜1分キープする。

3.ゆっくりとかかとを持ち上げ、下ろす。5回〜10回繰り返す。

4.椅子の背もたれや壁に片手を置いて立つ。つかんでいる方の手と同じ方の脚に重心を移す。反対の脚を浮かせ、つま先を軸足の足首に添える。30秒〜1分キープする。

5.余裕があれば、椅子をつかんでいる手を離し、胸の前で手のひら同士を合わせる。30秒〜1分キープし、反対の脚も同様に行う。

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