かかとを床につけてしゃがめない人はつまづきやすい?足首の柔らかさを保つ〈足関節ほぐし〉2選
かかとを床につけたまましゃがむことができない人が増えています。 できない理由のひとつは「足首の硬さ」。放置したままだと、つまづきやすくなったり怪我を招いてしまうので、常にほぐしておくことが大切です。
あなたの足首は硬くなってない?
現在は、洋式トイレが増えてしゃがむ機会が減り、そのため硬くなっている人が増えてきています。まずは、自分の足首の硬さをセルフチェックしてみましょう!
●足首の硬さチェック
両脚を軽く開き、かかとを床につけたまま深く座ります。お尻は床から浮かせてください。この際に、かかとが床から浮いていたり、かかとを床につけるとお尻が持ち上がらない人は、足首が硬くなっている可能性大です。
足首の役割とは
足首には、体を支える脚と地面に接する足をつなぐ「足関節」があります。足関節は、歩く・走るなどの基本動作に作用するほか、背屈、底屈、内反、外反、内転、外転の6つの動きで、体の重心をコントロールする働きもあります。
足首が硬くなると起こること
足首が硬くなると、足先を高く上げることが難しくなるため、つまづいたり体勢を崩しやすくなります。他にも、足首の柔軟性が失われて、足裏で衝撃を受け止めきれなくなり、下半身に負担がかかり膝痛、股関節痛、腰痛などを引き起こす可能性が出てきてしまいます。
硬くなった足首をほぐすヨガポーズ2選
硬くなった足首の動きをスムーズにするヨガポーズを2つご紹介します。足首は怪我をしやすい関節なので、痛い場合は、ヨガブロックなどを使って無理せず行ってください。
ローランジのポーズ
①右ひざを立て膝立ちになり、上半身を倒して右足の両脇に手を置きます。左脚を後ろに伸ばし、ひざを床から浮かせます。
②背筋をまっすぐ伸ばし、呼吸をしながら30秒ほどキープをします。左足首がきつい場合は、ひざを床についても大丈夫です。その際は、左の爪先は立てたまま行ってください。
③反対側も同様に行います。
花輪のポーズ
①両脚を腰幅程度に開き、しゃがみこみます。お尻は床から浮かせたまま。きつい人は、ヨガブロックに座って行ってください。
②胸の前で両手のひらを合わせ、両ひじで両内ももを押します。背筋をグッと伸ばしながら呼吸を続けて、30秒ほどキープをします。
動画で動きを確認したい方はこちら
AUTHOR
上村ゆい
精神保健福祉士・社会福祉士の国家資格を持つヨガインストラクター。精神科勤務・飲食店・美容部員・農業など幅広い職種を経験し、2017年からフリーランスのヨガインストラクターとして様々な場所でレッスンをする。2019年から古民家を借りて、ヨガ教室を主宰。2021年からトータルビューティを学べるオンラインサロンを開設。どちらかというと身体が硬めのヨガインストラクター。
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