ウィンターブルーって知ってる?正月休みが明けてしばらく経つのに気力が湧かないウィンターブルー対策
正月休みが終わってしばらく経つというのに「何だか元気がでない」「やる気が湧かない」というのは、冬に発症しやすい心や体の不調「ウィンターブルー」かもかもしれません。そこで今回はウィンターブルー対策に効果的なストレッチをご紹介します。
光の少ない冬は「ウィンターブルー」に注意
「ウィンターブルー」という言葉を聞いたことはありますか?これは色の名前ではなく、冬に発症しやすい心や体の不調のことを指します。具体的には、無性に悲しい気持ちになる、やる気が低下して無気力感・罪悪感にかられる、これまで楽しめていたことがつまらなく感じる、イライラするなどです。他にも過眠や過食、体重増加などといった症状が挙げられます。
そんなウィンターブルーの主な原因は、ずばり光の少なさです。日照時間が短く太陽の光が弱い冬は幸せホルモン=セロトニンの分泌量が減り、気分が落ち込みがちになったり、ストレスを感じやすくなったりすると言われています。また、寒さから屋内で過ごす時間が増え、太陽の光を浴びる時間がますます減ってしまうケースも少なくありません。例えば、「お正月休みは家の中でのんびり過ごしていた」「生活リズムが乱れがちだった」という場合、仕事が始まってもなかなかやる気がでないのはウィンターブルーが関係しているかもしれません。
ウィンターブルーの対策は?
このように「冬になると元気がなくなる」と感じている人は、積極的に外に出て太陽の光を浴びることが対策の一つになります。規則正しい生活を心がける、有酸素運動や適度な運動を取り入れることなども有効で、自宅での簡単なストレッチも気分を切り替える助けになってくれるでしょう。
中でもおすすめなのは後屈ストレッチです。背骨を伸ばして胸を開き、深い呼吸を可能にするとリフレッシュ効果・ストレス解消効果に期待できるためおすすめです。ただし、気持ちを前向きに切り替える手助けをしてくれる後屈ストレッチですが、腰を痛めやすいので注意が必要です。ポイントとしては、勢いで腰を反らせないこと、腰を保護しつつ胸を突き出すこと。下腹部を締めて薄いお腹を保ったまま胸を突き出すことで、効果がアップします。
脱ウィンターブルー! 気持ちを前向きに切り替える後屈ストレッチ
<やり方>
1)脚を腰幅に開き、膝立ちになり、両腕を頭上に伸ばす。尾骨(背骨の一番下、しっぽのような骨)を引き込んで、前に傾いた骨盤を起こしましょう
2)下腹部を締めて薄いお腹を保ったまま後屈する。上体をゆっくりと傾けていったら、左手指先を体の後ろ、肩の下あたりにつ気、胸を開いて引き上げ、5呼吸姿勢をキープする
3)反対側も行う
ポーズが難しい場合、正座の姿勢で上体を後屈させるところからスタートしてもOK。お尻は持ち上げず、軽めの後屈から挑戦してください。
あとは、左手の下にヨガブロックもしくは厚みのある本(安定するもの)を置いて高さを出してもOKです。
後屈のストレッチは筋肉がある程度ほぐれてきたタイミングで行うとより安全です。その他のストレッチと組み合わせ、中盤~後半に体の様子を見ながら無理なく取り入れてみてくださいね。
AUTHOR
高木沙織
ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。
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