7割以上が正月太りのダイエットに失敗?!体重が増加した人が試すべき!肥満を抑える神食材とは?
忘年会に新年会、普段より外食など贅沢な食事が続くこの時期。気がつけば、体重が急上昇しているという経験がある方は多いのではないでしょうか。
オークローンマーケティングのお正月太りに関する調査(2022年)では、年末年始で体重が増えたことがある人の割合は 66.3%。また、正月太り解消の為のダイエットで失敗や挫折した人の割合は 75.5%といいます。
末年始はすき焼きやしゃぶしゃぶなどの鍋料理が多くなる時期です。野菜もたくさん食べられるヘルシーなイメージですが、〆の雑炊や麺類までしっかり完食してしまうと、あっという間にカロリーオーバーに。さらに、忘年会や新年会と宴会シーズン真っ盛り。普段は控えていても、「今日くらいは…」とお酒も飲みたくなります。楽しい宴会シーズンだからこそ、知っておきたい体重増加を防ぐ神食材があるんです。
肥満を抑える神食材 『ブロッコリースプラウト』
旭川医科大学の太田教授の研究では、ブロッコリースプラウトに含まれる“スルフォラファン”という成分が驚きの効果があることを発見しました。実は私たちの体には、脂肪を溜め込む「白色脂肪」と、脂肪を燃焼させる「褐色脂肪」の2種類があります。スルフォラファンには、この白色脂肪を褐色脂肪に変える力があり、研究では体重増加を15%抑制、体脂肪も20%減少という結果が高脂肪食の動物実験において出たのです。つまり、食べるだけで、痩せやすい体質へと導いてくれる神食材なのです。
ブロッコリースプラウトとは?
スプラウトとは、発芽野菜のことを指します。つまり、ブロッコリーの赤ちゃんです。発芽したての状態は、新陳代謝もエネルギーも非常に活発な状態で、今後成長していくための栄養素が詰まっています。ブロッコリースプラウトの最大の特長は、「スルフォラファン」という成分が豊富に含まれている点です。ブロッコリースプラウトには通常のブロッコリーと比較して、約35倍ものスルフォラファンが含まれています。
効率よくスルフォラファンが摂れる食べ方
発芽3日目のスプラウトには、通常のものよりも多くのスルフォラファンが含まれています。この栄養を効果的に取り入れるポイントは、「生のまま、よく噛んで食べること」。よく噛むことで、細胞が壊れ、栄養素が活性化されるのです。加熱するとスルフォラファンの吸収率が下がってしまうので、生で食べるのがベスト。毎日続けるなら発芽3日目のスプラウトを1日20g前後目安に摂りましょう。うれしいことに、効果は摂取してから3日以上も持続されるので、2~3日に1度の摂取でも十分な効果が期待できます。
スルフォラファンのその他効能
肝臓の働きを改善
過剰な飲酒や食べ過ぎは肝臓に負担をかけ、老廃物が体内に残り、余分な栄養が中性脂肪として蓄積されてしまいます。しかしスルフォラファンには、肝臓本来の働きを高める効果があることがわかりました。肝臓の解毒作用を促進し、酸化ストレスや炎症から肝臓を守ってくれるのです。
便秘の改善
最近の研究では、「酸化ストレス」が腸の動きを弱め、便秘を引き起こす原因の一つとわかってきました。軽い便秘傾向のある48人を対象とした臨床研究で、スルフォラファンを摂取した方は4週間後に便通が改善。さらに、摂取終了後も効果が持続したといいます。スルフォラファンが持つ抗酸化作用が、酸化ストレスから腸を守ることで、スムーズな排便をサポートしてくれるのです。
参考文献:森光康次郎「最強の健康野菜ブロッコリースプラウトが体にいいワケ」(河出書房新社 2021年)
AUTHOR
ヨガジャーナルオンライン編集部
ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く