【大根】「使うのを忘れていた…スカスカだけど食べて大丈夫?」管理栄養士が回答!

 【大根】「使うのを忘れていた…スカスカだけど食べて大丈夫?」管理栄養士が回答!
photo by 写真AC

年中買うことができる大根ですが、冬に旬を迎えます。色んな料理に使えてとても便利な食材ですよね。一度に使い切るのは難しく、気づいたら使うのを忘れていた!なんてことはないでしょうか。切ってみると中がスカスカで空洞ができてしまっていることもあります。捨てるのはもったいないけど食べても大丈夫なのか心配になりますよね。今回はそんなスカスカの大根を食べても問題ないのかを解説していきます。

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スカスカ大根食べて大丈夫?

結論、食べても大丈夫!中がスカスカで穴が開いている状態の大根は、鮮度が落ちていて味や食感が少し落ちてしまいますが食べることはできます。しかし、こんな時には食べるのをやめてくださいね。

・異臭がする
・ドロッとしている
・汁が出ている
・色が変色している

これらの状態の時には食べるのは危険です。このような状態になる前に食べきれるように、冷蔵庫の中の物を把握をしておく・買ってから数日で食べきるようにすることを意識することが大切ですね。

大根をスカスカにしないためには?

そもそもスカスカになるのは水分が抜けてしまうからです。スカスカでも大根は食べることができますが、スカスカにならないようにいくつかポイントがあります。

保存袋に入れて冷凍

大根も冷凍保存できますので、食べきれないと思ったら冷凍保存することがオススメです。

葉がついていたら切っておく

葉つきの大根を買った場合は水分が葉にとられてしまうため、スカスカになる原因になってしまいます。なので葉の部分は早めにカットしておくといいです。

スカスカ大根の調理ポイント

スカスカの部分は切り落とす

穴が空いてしまっている場合は、調理しても硬いままなので取り除くことがオススメです。

大根おろしにする

大根がスカスカになり穴があいている状態でも、すりおろしてしまえば風味も変わらず食べることができます。おろしてから保存袋に入れて冷凍も可能なので大量消費にはピッタリです。

漬物にする

大根がスカスカで穴があいている状態は水分が抜けているため干した時に似ていることから、漬物に最適です。たくあんを作る際は一度干してから漬けるので状態が似ているのです。

煮物にする

水分がぬけてしまった大根は煮物料理にオススメです。水分が抜けている分吸収しやすいため早く味が染み込んだりと時短にもなります。

まとめ

水分が抜けてスカスカになった大根も食べることができると分かりました。しかし鮮度が低下し味が落ちてしまうため早めに食べきることが大切です。穴があいてしまった大根も活用法はあるので、オススメの調理法を活かしてみてくださいね。旬の大根を美味しくいただきましょう。

参考文献:正しい知識で健康をつくるあたらしい栄養学 高橋書店

e‐ヘルスネット厚生労働省 

ライター/こばやしなつき

管理栄養士。病院での大量調理や栄養士業務を経験。高齢者福祉施設にて利用者様の健康マネジメントに携わる。妊娠を機に退職。妊娠中に食事の大切さに改めて気づき、こども・ママ・家族みんなが笑顔で過ごせるようサポートしたいと思うように。現在は妊娠中の食事やこどもの栄養について情報を発信。栄養や健康に関する記事執筆などを行っている。マタニティ雑誌「マタニティSTYLE2024」レシピ掲載

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