体に変化を感じやすい30代後半女性が積極的に食べたい物とは?おいしくて体にうれしい5つの食材

 体に変化を感じやすい30代後半女性が積極的に食べたい物とは?おいしくて体にうれしい5つの食材
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鈴木亜子
鈴木亜子
2024-10-11

30代後半は、肌や体に何かしらの変化を感じるようになる年代。 「最近、なんだか疲れやすい」「肌の調子がイマイチ」といった悩みをお持ちの方は、体の内側から健康や美容にアプローチしてみませんか? この記事では、30代後半の方におすすめの、毎日の食事に積極的に取り入れたい食材をご紹介いたします。おいしく食べて、内側から輝く美しさを手に入れましょう。

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1.ブロッコリー

ブロッコリーは、栄養価の高さが注目される緑黄色野菜。多くのビタミンやミネラルを含み、たんぱく質も豊富です。

特にコラーゲンの生成に欠かせないビタミンCや、高血圧の予防に役立つカリウム、整腸作用のある食物繊維など、美容と健康に欠かせない栄養素を豊富に含んでいます。

さらに抗酸化作用のあるβカロテンやスルフォラファンも含まれているため、肌や血管など体を若々しく保つ効果が期待できます。

和洋中どんな料理にも使える野菜ブロッコリーを食べて、健康維持を目指しましょう。

2.トマト

トマトに豊富に含まれているのが、抗酸化物質カロテノイドの一種リコピンです。リコピンはトマトの赤色の色素成分。強い抗酸化作用があり、紫外線やアルコールの過剰摂取などによって増えすぎた活性酸素を除去し、アンチエイジング効果をもたらします。

生で食べることの多いトマトですが、リコピンは油脂に溶けやすい性質があり、油と一緒に摂取することで吸収が高まります。トマトソースや炒め物にして食べるのもおすすめですよ。

3.みかん

世代問わず人気の果物みかんにはビタミンCや食物繊維が多く含まれるほか、カロテノイドの一種であるβ−クリプトキサンチンが含まれています。

みかんのだいだい色の色素であるβ-クリプトキサンチンは、骨粗しょう症や糖尿病のリスクを低減する効果などが示唆されています。

特に女性は閉経後に骨密度が低下しやすく、骨粗しょう症のリスクが高まるため、若いうちからの対策が必要です。美味しいみかんを適度に摂取して、骨粗しょう症を予防しましょう。

4.キウイフルーツ

美肌を保つために、ビタミンCを積極的に摂りたいと考えている方もいらっしゃるでしょう。そんな方には、みかんの約2倍のビタミンCを含むキウイフルーツがおすすめです。

また、カロテノイドやポリフェノールといった抗酸化物質が含まれるほか、疲労感の軽減に役立つクエン酸も豊富に含まれています。キウイの100gあたりのクエン酸含有量は、グレープフルーツと同じくらい。

キウイフルーツは、家事や仕事で疲れを感じやすい方にもおすすめのフルーツです。

5.ナッツ類

アーモンド、クルミ、カシューナッツなどのナッツ類は、抗酸化ビタミンでもあるビタミンEや食物繊維をはじめ、不飽和脂肪酸などを含む栄養価の高い食材です。不飽和脂肪酸は脂質を構成する主要な要素で、主に魚油や植物性の油脂に多く含まれています。

肉類や乳製品など動物性の脂質に多い飽和脂肪酸を控え、代わりに不飽和脂肪酸を取り入れることで、血液中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)値を改善させ、疾患リスクを低減させる効果が期待できます。

ただし、ナッツ類は脂質を多く含む食材であるため、食べ過ぎには注意しましょう。

まとめ

本記事では、手軽に取り入れられかつ美容や健康への効果が期待できる5つの食材をご紹介しました。30代後半からは、生活習慣病の予防や美肌のため、食生活を見直すことも大切です。

ただし、特定のものばかり食べることはおすすめできません。毎日の食事にバランス良く取り入れて、いつまでも若々しく健康的な毎日を送りましょう。

 

【参考文献】

文部科学省|日本食品標準成分表2020年版(八訂)増補2023年 

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鈴木亜子

鈴木亜子

管理栄養士/ライター。大学卒業後、主に医療機関に勤務。チーム医療の一端を担い、生活習慣病などさまざまな疾患の栄養管理に取り組む。得意分野は糖尿病で、療養指導や透析予防、重症化予防などを担当した経験も。現在は豊富な栄養相談経験を活かし、ウェルネス関連の記事執筆および監修に携わる。



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