首のシワが深く刻まれる前に!【たった1分】シワ予備軍にアプローチする首ストレッチ

 首のシワが深く刻まれる前に!【たった1分】シワ予備軍にアプローチする首ストレッチ
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思っている以上に年齢を感じさせる首のシワ。横線が深く刻まれる前に日々のストレッチで首の若返りを目指しませんか?

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首にシワができる原因

皮膚のたるみ・老化・乾燥、日々浴び続けている紫外線、姿勢の悪さ、筋肉の衰えなどはすべて首のシワができる原因になります。特に、元々薄い首の皮膚は年を取るにつれてさらに薄く乾燥しやすくなり、肌の弾力も低下してしまうため加齢は首のシワを深くする大きな原因の一つになってしまいます。

また、スマホの普及により多くの人が目線を下に向けて背中を丸めた姿勢で過ごすことが長くなっていますよね。首が前に出てしまうスマホ首は首のシワを助長させる姿勢で、皮膚がたるんでシワを作ってしまうとともに首まわりの血行が悪くなることにより肌の老化を促進させてしまいます。このように、姿勢と首のシワには深い関係があるのです。

広頚筋 イラスト
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さらに、アゴから首の前側を通って鎖骨についている広頚筋(こうけいきん)が衰えると、首のシワだけではなくフェイスラインのたるみにも繋がります。

首のシワ対策をするには

年齢を重ねることは止められないですが、放置をせずにきちんと向き合うことで予防や改善はできます。首のシワを作る筋肉と言っても過言ではない広頚筋を伸び縮みさせることで、ダイレクトにアプローチしましょう。そして、ストレッチはアプローチしたい筋肉だけに効果があるだけではありません。皮膚そのものを若返らせるメリットがあるのです。

イラスト 真皮
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肌は表皮・真皮・皮下組織の3つの層から成り立っており、真皮には線維芽細胞(せんいがさいぼう)があります。線維芽細胞はコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を作り出す重要な役割を担っていて、ストレッチをすることで眠っていたこの細胞が目覚めてくれます。

また、ストレッチにより血管の弾力性も良くなり首まわりの血行も促進されます。普段は同じ位置にあるにことが多く、頭の位置を変えて首を多方向に伸ばすことで筋肉・筋膜・頚椎の緊張がほぐれて、姿勢も整いやすくなります。

首のシワ対策として保湿や日焼け止めを塗ることも大切ですが、首のケアにはストレッチも欠かせません。深くできたシワは残念ながら自力では改善しにくいため、今この瞬間からケアをはじめましょう。

首のシワ対策ストレッチ

筋肉は伸び縮みさせることが大事です。まずは首を多方向に動かして筋肉を活性化させて血行を促進してから、シワが気になる首の前側を気持ちよく伸ばしましょう。

<やり方>

シワ対策ストレッチ
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1)楽な姿勢で座り、真下にうなずいて首を小さく左右に振る

シワ対策ストレッチ
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2)首を真横に傾け、この動きを左右両方行う

シワ対策ストレッチ
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3)両手の親指をアゴの下にそえて、斜め上に押し出す要領で首の前側を伸ばす

首の皮膚は薄く、筋肉や神経も繊細なのでグイグイ強く伸ばしすぎないようのがポイントです。特に、首の前側を伸ばす時は首をガクッと後ろに倒すと頚椎を痛める可能性があるため、後ろに倒すというよりは斜め上に向かってアゴを引き上げるイメージで伸ばしましょう。

▼ 詳しい動きを動画で確認したい方は、こちらからどうぞ ▼

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高山ゆかり

高山ゆかり

ヨガインストラクター。【姿勢と自律神経を整え健やかに】 をコンセプトに活動。長年の運動不足により体調を崩したことをきっかけにヨガを始める。ヨガに筋膜リリース、ピラティスを取り入れることで硬かった体がほぐれ、インストラクターの資格取得に至る。福岡市内のスタジオ、自宅にてヨガレッスンを行う。RYT200/チェアヨガ/ピラティスインストラクター/アロマテラピー検定1級。プライベートでは2児の母。



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シワ対策ストレッチ
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