【座ったまま!たった5秒足裏を動かすだけ】外反母趾を改善するセルフ整体エクササイズ
サイズの合った靴を買ったはずなのに歩いていると足が痛い…、指の付け根が靴に当たり痛みを生じたり何度もタコが出来てしまったり…インソールを買っても改善しない…。そんな経験はありませんか?それはもしかしたらあなたの足が外反母趾だからかも。今回は外反母趾の解説と外反母趾が改善するエクササイズをご紹介します。
おしゃれな靴を履きたいのに足が痛い!
突然ですが、あなたの足を見てみてください。足の親指のつけ根が飛び出し、くの字に曲がってしまっていませんか?それはもしかしたら外反母趾かもしれません。
成人の約30%の方に見られるのが外反母趾。靴を履くことが当たり前の現代では足の代表的な疾患となり、痛みに耐えながら日々を過ごしている人も多いのではないでしょうか。
外反母趾の原因には遺伝や足の形など先天的なものと、偏平足(土踏まずは潰れている状態)、足指に負担のかかる靴、太り過ぎ、筋力低下など後天的なものがあると考えられています。
「外反母趾」を改善するポイントは?
後天的要因の偏平足が原因で起こる外反母趾の改善に効果的なポイントが、前脛骨筋(せんけいこつきん)の強化です。
前脛骨筋はひざ下外側から土踏まずに向かってついている筋肉で、すねの骨に沿うようについてます。日常生活では爪先を上げたり立ちっぱなしの時に使われます。
では、なぜ前脛骨筋の強化が外反母趾に良いのかと言うと、外反母趾の原因の多くに偏平足(土踏まずが潰れている状態)が挙げられます。前脛骨筋は足裏の土踏まずの骨に付着しているため、弱化すると偏平足になります。筋肉は鍛えると短くなる性質があるため、土踏まずまでついている前脛骨筋を短くすることで土踏まずを引き上げ、偏平足の改善を促します。
また、前脛骨筋は加齢や歩行距離の低下とともに弱化しやすい部位でもあります。長く自分の足で歩ける体づくりや転倒予防のためにもエクササイズは重要です。
たった5秒でOK!外反母趾改善エクササイズ
今回ご紹介するエクササイズはたった5秒でOK。仕事中や通勤中など、ながら時間&スキマ時間に取り入れて足の形を整えましょう。
<やり方>
1)膝の下にかかとがくるようにして、椅子に座る
2)かかとをつけた状態で、 両足同時に足裏を床から上げる
3)両足同時に足裏を床につける。この時、動くのが指先だけにならないようにしましょう
このエクササイズをする時のポイントは、前脛骨筋は素早く動かした方が鍛えられる筋肉なので、なるべく高スピードで動かすこと。
まずは3秒からやってみて、慣れてきたら5秒×3セットにチャレンジしてみましょう!
エクササイズ後のストレッチ
外反母趾を改善するエクササイズを行なった後に起こりうる関節の脱臼や姿勢への悪影響を防ぐために、エクササイズの後はストレッチもしてあげましょう。
<やり方>
▼ 詳しい動きを動画で確認したい方は、こちらからどうぞ ▼
AUTHOR
川村香織
ヨガ・ピラティスインストラクター。忙しい人でも手軽に自分を癒し、整えるための「セルフ整体メソッド」を考案。すきま時間や、ながらエクサで体がほぐれ、ボディメイクやパフォーマンスアップ効果があると定評。ベビー、キッズ、産前産後まで幅広い年代に「セルフ整体」を伝えている。
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