ちょっとキツイけど効果は確か!ぽっこりお腹がスッキリ引き締まる【座って8の字エクササイズ】
どんなに腹筋運動を頑張ってもなかなか引っ込んでくれないのが下腹部。解決策は「インナーマッスルを使うこと」。ぽっこりお腹を解消するエクササイズをお伝えします。
ぽっこりお腹になる原因
お腹周りは大事な臓器を守るため、脂肪がつきやすい部位です。おへそより下、いわゆる下腹部に脂肪がついてお腹が出ている状態を、ぽっこりお腹と言います。
脂肪以外に考えられるぽっこりお腹の原因
●便秘がち
腸内に便やガスが溜まるとお腹が膨らみます。便秘が続くと腸内で腐敗物が増えて代謝が悪くなり、余計にお腹に皮下脂肪がつきやすくなります。
●食べ過ぎ
摂取した食べ物の重量によって胃腸が下垂すると、お腹が前に膨らみます。食べたものを分解するのに時間もかかるため、内臓にも負担がかかってしまいます。
●骨盤の歪み
骨盤が歪むと内臓を正しく支えることが難しくなります。その状態が長引くと、食べ過ぎてなくても内臓が下垂しやすくなり、ぽっこりお腹につながります。
インナーユニットを鍛えよう
ぽっこりお腹の予防や解消のためには、日常から食事の内容や量に注意したり、骨盤の歪みをリセットする運動することが大切です。なかでも意識して鍛えたいのがインナーユニットです。
インナーユニットは、体幹の深層部にある「横隔膜、骨盤底筋群、多裂筋、腹横筋」の4つの筋肉で構成されている部分。これらの筋肉が協働することで体幹が安定します。また、インナーユニットは内臓を正しい位置に固定するサポートもしています。
腸腰筋を鍛えて内臓下垂を防ぐ
腸腰筋を刺激することもポイントです。腸腰筋は上半身と下半身をつなぐインナーマッスルですが、骨盤の前後の傾きを調整する役割もあります。内臓の下垂や骨盤の歪みがぽっこりお腹の原因となっている場合は、腸腰筋を鍛えるよよいでしょう。
座ってできる「8の字」エクササイズ
本日紹介する腹筋運動は座って行います。脚を様々な角度に動かすので、体のバランスを保つインナーユニットと腸腰筋を刺激することができます。少々ハードですが、無理のない範囲で実践してみてください。
(1) 両手をお尻の後ろにつき、膝を立てて座る。かかとを床から浮かせて、両膝を上半身に少し引きつける(基本姿勢)。
(2) 両膝がお腹から離れすぎないように気をつけながら、揃えた膝と足で8の字(∞)を書くように動かす。
注意事項
運動中は呼吸を止めないように気をつけましょう。脚を動かしている時は、上半身が前後に倒れない・左右にブレないようにお腹に力を入れたまま頑張ってください。膝を閉じて内ももを締めることで、骨盤底筋群にも力が入り、さらにお腹に効いてきます。
チャレンジポーズ
余裕のある人は、自分の名前など、8の字以外のマークや字を脚で書いてエクササイズしてみましょう。
運動の詳細は以下動画からも確認いただけます
AUTHOR
宇都宮明香
五感を潤すヨガ講師。大学時代に出会ったヨガを通じて「心と体の科学反応」の面白さにハマる。様々な分野の学びと実践を続けながら、目の前の方が日常にヨガを取り入れやすくするコツを提案している。現在は福岡を拠点にインストラクター育成講師として活動しながら、仲間と一緒にヨガスタジオ サントーシャを共同主宰中。 プライベートは釣り好きの歴女。愛する夫や娘、友人たちのお陰様で好きなものだらけの生活を満喫している。
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