【お悩み相談】「油断して日焼けしてしまった...肌のアフターケアを教えて!」#毒出し保健室

 【お悩み相談】「油断して日焼けしてしまった...肌のアフターケアを教えて!」#毒出し保健室
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アーユルヴェーダの中で大切にされている考え方をシンプルに言うと、"体に毒を溜めない/毒を排出する"という『毒出し』。「大きな声ではちょっと言えない」「身近な存在の人には知られたくない」と言った悩み事を抱えていませんか? 体調や心の悩み、人間関係やら恋愛、夫婦やパートナー間のあれこれまで、皆さまの悩ませている毒を溜めずに排出するべく、アーユルヴェーダアドバイザー/ヨガ講師の桑子麻衣子がアーユルヴェーダとヨガの智慧をベースにお悩みに答えます!

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「日焼けのアフターケアを教えて!」

桑子: こんにちは!今日はどういったお悩みでしょうか?

Kさん: 日焼けのアフターケアを教えてほしいです!日焼け止めを塗っていたので大丈夫だろうと思っていましたが…昨日、プールで見事に顔と肩、デコルテを日焼けしてしまいました。

桑子: 日焼けの症状について教えて下さい。

Kさん: プールから帰ってきた直後は赤くなっていて、火照りヒリヒリとした痛みも感じました。今は引きましたが...これから黒くならないか心配です。

桑子: 昨日は、どのようにスキンケアをしていましたか?

Kさん: 火照りがあったので、顔は保冷剤で冷やしました。あとは、保湿が大切かなと思って、いつもよりも、気持ち多めに化粧水と乳液をつけて、保湿効果の高いフェイスパックもしました。デコルテと肩は、バスタオルを濡らして冷やし、ボディーミルクで入念にマッサージをしました。

アドバイス:日焼けは火傷。日焼けアフターケアは、シンプルに

日焼け止めの塗り直しがこまめにできなかった日、あるいは日焼け止めを塗り忘れてしまった日に限って、日差しが強かったり、外出が長引いてしまう、なんてことありますよね。個人的な話になりますが、私も赤道直下のシンガポールに住んで十数年になりますので、やばい!と思った時にはもう手遅れ。肌がヒリヒリして、赤くなっていることがあります。

まず、最初に「日焼けとは何か」という小話をさせて下さい。

日焼けは英語でsunburnと言いますが、直訳すると太陽(sun)の火傷(burn)。そう、つまり日焼けは一種の火傷なんです。料理をしていて、油が跳ねたりうっかり熱い調理器に触れてしまったら、すぐに水で冷やしたり、氷で冷やしますよね。そしてその火傷を放置すると、感染したり、いつまでも治らなくなってしまいますよね。日焼けの場合は、肌に炎症が起こったり、シミやしわ、くすみといった肌のトラブルにもつながってしまいます。つまり、日焼けをした際にはアフターケアが必須というわけです。また、きちんとしたアフターケアのステップを踏むことで、黒くなることを防いでくれることもあります。Kさんのように、黒くなりたくない、という方はぜひ参考にして下さい。

日焼けのアフターケアステップ

1. 冷却

料理をして火傷をした時に冷やすように、日焼けをした肌も、なるべく肌のほてりや赤みなどの熱をおさえてあげることが大切。(早ければ、早いほど◎)濡れタオルに氷や保冷剤をくるんで、日焼けした部分に当てて冷やすのは簡単にできる方法です。

アーユルヴェーダでは、ギーアロエジェルローズウォーターは、肌を即座に落ち着かせながら体の修復と火傷からの回復を助けてくれるのに、有効だと言われています。また、ギーは肌への吸収が早く、保湿効果も期待できるので、日焼けで乾燥してしまった肌に潤いを与えるのにも一役かってくれるかもしれません。

ちなみに、日焼け後の入浴には注意が必要。熱に熱を加えれば、燃えてしまうも同然。熱を落ち着かせるためにできれば湯船は避けた方がいいですが、浸かる場合は、温度と入浴時間に気をつけて下さい。ほどよい温度のシャワーをサッとを浴びる程度が理想的。

2.保湿

お日さまのもとに洗濯物を干せば、よく乾きますよね。それと同じで、お肌の潤いも失われてしまいます。また、日焼け後のお肌は紫外線によってバリア機能が低下しているため、外部からの刺激からお肌を守るために保湿をすることで肌を保護してあげる必要があるんです。

日焼け後のデリケートな肌には、敏感肌用のスキンケアがGood。アーユルヴェーダで用いられるようなオイルを使うのも有効ですが、どちらかと言えば冒険はしない方がベターというのが、個人的な見解です。ただでさえお肌は敏感になっているので、お肌の赤みが落ち着くまでは、化粧水と乳液 or クリームなどシンプルなスキンケアが良いかと思います。

注意が必要なのは、保湿の方法。日焼け後は、肌がセンシティブな状態ですので、ちょっとした刺激にも敏感になっていると考えて下さい。化粧水をつけるときはパンパンっと叩くようにパッティングをしたり、マッサージするのはNGフェイスパックも刺激になりやすいため、お休みするのがベターです。

3. 食事、水分補給

体の外から冷却・保湿をすると同時に、内側からも熱を取り除き、潤いを補っていきましょう。

アーユルヴェーダでは、夏野菜や果物は適度に体から熱を取り除くと同時に、水分も補給しくれる、と考えられています。きゅうりや、ゴーヤー、トウモロコシ、トマト、なす、ズッキーニ、ピーマン、レタスなどがおすすめ。また水分補給には、カフェインレスのものを選びましょう。コーヒーや緑茶などは、水分を排出してしまいやすくするので。ミネラルウォーターや麦茶などがGood。

 

いかがでしたか?

日焼けのアフターケアは、早ければ早いほどよいと言われていますので、気づいたらすぐに冷やすのが肝。一方で、日焼け対策もしっかりできるように準備できていたらいいですよね。最近は、日焼け止めを塗らないスキンケア術も流行っていますが、プールなど日差しが強い場所に行く場合は、やはり日焼け止めは塗るのが良いかと。また、日焼け止めを朝しっかり塗っても、擦れや皮脂などで落ちてしまうことがあります。できれば2~3時間おきがベストです。みなさんが、楽しい夏を過ごす参考になれば嬉しいです。

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AUTHOR

桑子麻衣子

桑子麻衣子

1986年横浜生まれの物書き。2013年よりシンガポール在住。日本、シンガポールで教育業界営業職、人材紹介コンサルタント、ヨガインストラクター、アーユルヴェーダアドバイザーをする傍、自主運営でwebマガジンを立ち上げたのち物書きとして独立。趣味は、森林浴。



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