頭痛、肩こり、めまいを招く「クーラー病」の対策に!家の中でできる汗かきエクサ「ダウンドッグ腹筋」

 頭痛、肩こり、めまいを招く「クーラー病」の対策に!家の中でできる汗かきエクサ「ダウンドッグ腹筋」
AdobeStock

一日中クーラーの効いた部屋にいると、手足の冷えが気になったり、運動不足で体がだるくなってしまいますよね。涼しい部屋の中で手軽に汗がかける、全身運動を紹介します。

広告

クーラー病とは

クーラーで冷えた室内は、屋外との寒暖差が大きい状況。寒暖差が激しい環境を行き来していると、体温をコントロールする自律神経が乱れやすくなります。そこで起きる不快な症状を俗にクーラー病と呼んでいます。

クーラー病の主な症状

頭痛
肩こり
鼻炎
喉の痛み
腹痛
めまい
筋肉痛 など

十分な栄養と睡眠がとれ、日頃から適度に運動をしている人は、自律神経のバランスが整っているため、クーラー病になりにくいと言われています。クーラー病の発症を防ぐには、普段の生活環境や日々の体調を整えることから始めましょう。

女性はクーラー病になりやすい?

クーラー病の発症について、男性よりも女性のほうが発症しやすいとされます。理由は、男性に比べて女性のほうが筋肉量が少ないからです。本来筋肉には熱産生という役割があり、そのおかげで私たちは体温を一定に保つことができています。要は筋肉量の多い人は体温が高くて冷えに強いですが、筋肉量の少ない人は体温が低くて冷えに弱いということ。筋肉量が少ない女性は、体調が外気温に左右されやすいことになります。

その他にも女性ホルモンの分泌量の変動が自律神経に影響を与えるため、たとえば生理周期などホルモンの変化がある女性のほうがクーラー病にかかることが多くなるとも言われています。

ひえ
イラストAC

「ダウンドッグ腹筋」で手軽に全身運動

実際問題、夏場にクーラーを使わずに生活するのは困難です。そこで冷えた室内にいても良い汗をかけるように運動をしてみましょう。紹介するのは、短時間で全身を動かせるエクササイズ。体の中でも面積の大きい筋肉をしっかり使っていくため、全身がすぐに温まります。上半身筋肉を意識しながら、無理なく動いてみてください。

上半身の筋肉
イラストAC

【基本姿勢】肩の真下に手首、股関節の真下に膝がくるようにして四つ這いになる。つま先は立てる。

(1) 両膝を地面から上げて、お尻を天井に高く突き出す。この時、かかとが浮いていても両膝が曲がっていても構わない。両脇の下あたりから、腰周りにかけて、上半身全体の伸びを感じながら呼吸を続ける。

(2) 息を吐くタイミングに合わせて両膝を曲げながら下ろしていき、地面に着く寸前で止めて少しキープする。

(3) どちらの動きも腰が反れたり、背中が丸くなりすぎないように意識して15〜20回ほど繰り返す。

運動中は呼吸が止まらないように気を付けましょう。両手首に体重がかかるため、運動前に手首のストレッチを入念にしておくのがおすすめです。

全身運動
Photo by Sayaka Utsunomiya

運動の詳細は以下動画からも確認いただけます

広告

AUTHOR

宇都宮明香

宇都宮明香

五感を潤すヨガ講師。大学時代に出会ったヨガを通じて「心と体の科学反応」の面白さにハマる。様々な分野の学びと実践を続けながら、目の前の方が日常にヨガを取り入れやすくするコツを提案している。現在は福岡を拠点にインストラクター育成講師として活動しながら、仲間と一緒にヨガスタジオ サントーシャを共同主宰中。 プライベートは釣り好きの歴女。愛する夫や娘、友人たちのお陰様で好きなものだらけの生活を満喫している。



RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

ひえ
上半身の筋肉
全身運動
頭痛、肩こり、めまいを招く「クーラー病」の対策に!家の中でできる汗かきエクサ「ダウンドッグ腹筋」