ポリフェノールたっぷり【ブドウジュース】そのまま飲んでもよいけれど…さらに美味しくいただく方法


こちらでは、全て肉、卵、乳製品、小麦、白砂糖を使わないヴィーガン&グルテンフリー料理を連載しています。美容や健康、環境のことが気になる方に積極的に食べて欲しい「からだと地球に優しいレシピ」を旬の野菜料理でご紹介。筆者は、【VeganGlutenfreeマンツーマンのオンライン専門学校YOKO】を主催する獣医師&栄養学講師であり、自身も3人子育てママ。医学と栄養のプロとして、手軽さと栄養を重視した「ヴィーガン&グルテンフリー簡単レシピ」をご紹介します!
ワインが体にいいとはよく聞く話ですね。実は、フランスでは肉類メインの食事で喫煙率も高いのに心疾患死亡率が低いらしい。これはフランス人が赤ワインをたくさん飲んでいる効果である!との研究結果が発表され、日本でも「ポリフェノール」が健康に良いということで赤ワインブームが起こりました。「ポリフェノール」は植物に含まれている成分のひとつで、ぶどうの皮の色素成分であるアントシアニン、渋みの元であるタンニンやカテキンもポリフェノールの一種です。最近話題になっているリスベラトロールなどがもっとも多く含まれているのも皮の部分。プロアントシアニジンと言われるポリフェノールはブドウの種に多く含まれ、「ポリフェノールの王様」とも言われます。
今回は、お酒に弱い方もお子様からお年寄りまでみんなで美味しく飲めるぶどうジュースのアレンジレシピをご提案!ポリフェノールを気軽に取り入れられるよう、夏にぴったりお好みのサイダーでブドウジュースを割ってみてくださいね!

ブドウのポリフェノール
ポリフェノールは抗酸化作用を持っています。ポリフェノールにもたくさんの種類があり、それぞれ特有の作用を持ち、ブドウに含まれるものは動脈硬化を防いだり、血栓予防、脳の血流を増やすことや細胞を活性化させる可能性が認められています。血中の悪玉コレステロールが高いと良くないと言いますが、悪玉コレステロールがさらに酸化されることで動脈硬化を引き起こすと言われていますので、血中濃度だけの問題ではありません。
ポリフェノールを定期的に取り入れれば、体内の酸化をしっかり防ぐことができます。他にも、リスベラトロールは長寿遺伝子を活性化すると言われており、これもまたブドウの大きなパワーですね!細胞の修復や血行促進により、美肌や美髪、白髪防止なども期待できます。

ブドウジュースには赤ワインよりもポリフェノールが多いものもありますが、一般的には2~3倍は多く飲むと良いと言われています。赤ワインはブドウを丸ごと発酵して皮や種からもポリフェノールなどの栄養素を体内に取り込みやすい形に変えられているのに比べて、ブドウジュースはブドウの果汁を絞ったシンプルなものであり、栄養素が若干少なかったり取り込みにくいものがあります。その中でも、できればお値段は張りますが、水で薄めた濃縮還元ではなく、ブドウそのままの栄養を享受できる「ストレートタイプ」を手に入れるようにしてみてはいかがでしょうか。
夏にぴったり!ブドウジュースのサイダー割り

◉材料(2人分)
・ブドウジュース(ストレートタイプ)・・・300ml
・サイダー・・・300ml
◉作り方
1. グラスに氷を入れる
2. ブドウジュースとお好みの炭酸ドリンク(サイダー)をお好きな割合で注ぐ
ジンジャーエールやアップルサイダーなど他のフレーバードリンクと混ぜても美味しいです。フレッシュなブドウやレモンなど果実をそのまま浮かべてもおしゃれでおすすめ!
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