「北風と太陽」にまつわるヨガのお話
イソップ寓話の「北風と太陽」をご存知でしょうか?この物語がくれる教訓、実はヨガにも通ずる教えなんです。
「北風と太陽」って?
物語をご存知ない方に、簡単にあらすじをご紹介しましょう。
あるとき、北風と太陽が力比べをしよう!となり、どちらが旅人が着ている上着を脱がせることができるか、という勝負をすることになりました。まず、北風が力いっぱい風を吹かせて、上着を吹き飛ばそうとします。しかし、風の寒さで、旅人は上着をしっかり押さえてしまい、北風は旅人の上着を脱がせることができませんでした。次に、太陽が旅人をサンサンと照らしました。すると旅人は暑くなり、上着を脱ぎました。これで、勝負は太陽の勝ちとなりました。
この物語に隠されている教訓は、「力ずくでは人は動かさない」「視点を変えることでやり方は色々ある」という教えなど、読み手それぞれに感じるところがあるのではないでしょうか。
ヨガに通ずる教えとは?
この北風と太陽の教訓は、ヨガの練習でも応用することができます。例えば、なかなか思い通りにポーズができない時。力づくで無理に完成形に近づけようとしても、ポーズは深まらず怪我を引き起こす危険が増えるだけです。逆に力を抜いて深く呼吸することを心がけると、ポーズの深まりを感じられるでしょう。特に柔軟性を必要とするポーズは、「逆に力を抜く」視点がとても効果的です。
日常生活の中でも意識できる
そして、北風と太陽が教えてくれることは、毎日のちょっとしたことにも言い換えることができるのではないでしょうか。例えば、恋人の浮気を疑った時、問い詰めて喧嘩をするよりも、一歩引いてみるのはいかがでしょうか?小さなことで喧嘩になりそうな時には、強く言い返すのではなく、逆に相手への理解と愛情で包んであげましょう。いつもと違う視点かもしれませんが、力を抜いくことで二人の仲も深まるかもしれません。
子供の頃に何気なしに触れていた物語。実はヨガにも恋愛にも色々な日常に通ずる深い教えが隠れていたんですね。
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