老化現象じゃなくて病気?病気のサインかもしれない危険な尿トラブルの特徴は|泌尿器科医師が解説
ただの尿もれだとスルーしていたら、じつは大きな病気の初期症状だった、なんてことも。大事になる前に、あなたの尿もれ病気リスクをチェックしましょう!泌尿器科専門医師・伊勢呂哲也さん監修の書籍「尿もれ・頻尿・夜間頻尿 尿トラブルの治し方」(Gakken)からご紹介します。
突然の激しい尿意は、イエローサイン!
尿もれと言っても、そのほとんどの人に当てはまるのが、老化や肥満が原因となる「腹圧性尿失禁」です。笑ったり、重いものを持ったりした時に「あ!」となる、アレです。
しかし、突然尿意が襲い、ちょっぴりどころか、大量の尿が漏れてしまう場合は、要注意。膀胱炎や脳の病気が関わっているため、早めに泌尿器科を受診しましょう。
突然・大量という体の変化は、わかりやすいサインです。でも、自分の排尿状況が正常なのかどうかは、なかなか判断がつかないもの。そこで、正常な排尿リズムについて、知っておきましょう
排尿は筋肉・内臓・脳が関わる作業です
排尿は、腎臓で作られた尿が、膀胱に溜まり、その指令が脳に送られ、筋肉がゆるんで押し出されていきます。そのため、尿もれなど排尿トラブルが起きているなら、体のどこかでトラブルが起こっている可能性があるのです。
正常な排尿サインを知り、今の自分と比べてみましょう。
このサインが出たら、すぐに病院へ!
尿の色やニオイは、日々セルフチェックしておきましょう。何か変化が起こった時に、すぐに病気のサインに気がつくことができます。でも以下のサインが出たら、すぐに病院へ。
・排尿時、強い痛みがある
・突然、尿もれの強い症状が現れた
・尿トラブルに加え、発熱がある
・尿の色が赤い
受診先は、男女共に「泌尿器科」になります!
女性は40代を過ぎると、女性ホルモンのバランスが崩れ、体と心がゆらいできます。尿もれは、ただでさえ自尊心を落とす現象ともいえますが、もしかしたら、体からのSOSサインかもしれません。見逃さないで、しっかり向き合いましょう。
教えてくれたのは…伊勢呂哲也先生
医療法人インテグレス 理事長、大宮エヴァグリーンクリニック 理事長・院長、東京泌尿器科クリニック上野/池袋消化器内科・泌尿器科クリニック/新橋消化器内科・泌尿器科クリニック 理事長。書籍『尿もれ・頻尿・夜間頻尿 尿トラブルの治し方』(Gakken・刊)を監修。
AUTHOR
ヨガジャーナルオンライン編集部
ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く