茶色に変色した「レモン」は食べても大丈夫?管理栄養士が教える、食べてはいけないレモンの特徴

 茶色に変色した「レモン」は食べても大丈夫?管理栄養士が教える、食べてはいけないレモンの特徴
Megumi Tomishige
管理栄養士、公認スポーツ栄養士
猿田綸咲
2024-07-06

お料理にも、お菓子にも、さらにはお酒にもよく使われるレモン。レモンにはビタミンCが豊富に含まれていて、肌の調子を整えてくれたり、疲労回復効果を高めてくれたりと身体にとって嬉しい働きをたくさんしてくれます。(紫外線が強くなる季節だからこそビタミンCをたっぷり摂取して、身体の内側から綺麗になりたいですよね) ただ、『レモンを使おう』と思って購入しても、冷蔵庫の中で眠ったままでいる…なんてことはありませんか?少し様子がおかしくなったレモン、使用できるのかな…と迷われた際に読んでいただけますと幸いです。

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こんなレモンは食べたらNG

茶色になった「レモン」を食べることはNGです。

見た目にあまり変化がなくても、切ってみて中身が茶色くなっているものもあるので注意が必要です。見た目に注意をすることももちろんですが、レモンの酸っぱい香りではなく独特な匂いがするときや、皮に白いカビなどが付着しているときも、腐っている可能性があるので食べることはNGです。

腐っている食品を食べると、お腹を壊してしまい医療機関を受診しなければいけなくなってしまうことがあり非常に危険です。「まあ、これくらい大丈夫かな?」と判断せずに、少しでも怪しいなと思ったら食べないようにしてくださいね。

ちなみに…輸入されたレモンによく使用されている防かび剤は大丈夫?

もともとレモンなどの柑橘類は外国から輸入されることも多く、日本のスーパーなどへ陳列されるまでに長い時間かかります。長時間の運送中、食品を新鮮な状態のまま保つために防かび剤が使用されていますが、きちんと輸入時のチェックで防かび剤の使用基準の確認がされています。健康に悪影響を及ぼすことはないので安心してくださいね。

最近では、もちろん輸入されたレモンもありますが、国産で無農薬のレモンもスーパーで売っているのをよく見かけます(価格は少しだけ高価です)。無農薬ということなのでなるべく購入された後は、お早めに使用されてくださいね。変色しやすかったり、傷みやすくなっているので、購入されたレモンに衝撃を与えないことも非常に重要です。

レモンはどうやって保存するのがオススメ?

レモンまるごとの状態であれば、ラップでくるんで冷蔵庫で保存するのがおすすめです。だいたい1週間程度の保存が可能です。ラップでくるみ、さらにジップロックなどに入れる場合は、もう少し長期間保存することが可能ですが、なるべく早く使用してください。

カットした状態であれば、ラップでくるみ冷蔵庫で2-3日程度の保存が可能です。まるごとよりも足が早いので、カット後であれば、冷蔵庫よりも冷凍庫で保存するほうが長く安全に使用することができます。こちらは1ヶ月程度もつので、ぜひ普段の食生活の中でレモン料理を楽しまれてください。

【参考】

日本食料新聞

輸入のレモンやグレープフルーツに防かび剤が大量に使われていると聞きましたが、体に悪い影響はないのでしょうか?【食品安全FAQ】東京都保健医療局 

輸入のレモンやグレープフルーツには、なぜ防かび剤が使われるのですか?【食品安全FAQ】東京都保険医療局

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管理栄養士、公認スポーツ栄養士

猿田綸咲

管理栄養士、公認スポーツ栄養士。 大学教員、一般企業会社員を経てフリーランスの管理栄養士・公認スポーツ栄養士として活動。 東京医療保健大学女子バスケットボール部のスタッフ(栄養専門)として、日本一を複数回経験。 ジュニア選手から日本トップ選手、実業団選手まで幅広く栄養サポートを行う。サポート競技もバスケットのみならず、サッカー・野球・陸上競技と多岐にわたる。 『食事が楽しい時間』になるように、関わる全ての人の食生活が豊かになるような栄養サポートを心がけている。



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