「トマト」VS「ミニトマト」栄養価が高いのはどっち?管理栄養士が徹底解説!

 「トマト」VS「ミニトマト」栄養価が高いのはどっち?管理栄養士が徹底解説!
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幅広い料理に使われるトマト。新しい品種も次々と作られ、大きさの違いやカラフルなトマトなど多様な種類が作られています。同じトマトでもトマトとミニトマトは大きさの違いだけでなく栄養価も違うのはご存じでしょうか?この記事ではトマトとミニトマトの栄養素の違いと効果的な食べ方を紹介します。

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トマトの大きさの分類

トマトは世界中で親しまれている野菜です。生食or加熱に適したもの、カラフルなものなど世界中の品種を集めると1万種類以上の品種があると言われています。トマトは大きさで分類すると大きく3つにわけることができます。

大玉トマト

1個当たり100g以上あるものは大玉と分類されます。一般的にトマトと聞いて多くの人が思い浮かべる品種がこちらになります。

中玉(ミディ)トマト

30g~60g程度の大きさのもの。大玉トマトとミニトマトの中間当たりのサイズです。

ミニトマト

10g~30g程度の大きさのもの。別名チェリートマトとも言われています。

トマトとミニトマトの栄養素の違い

ミニトマトのイメージ
photo by Unsplush

トマトは重さと大きさによって大まかに分類されることが分かりましたが、その違いは大きさだけではありません。

【トマトとミニトマトの100g当たりの栄養素の比較】

  トマト ミニトマト
エネルギー 20kcal 30kcal
炭水化物 4.7g 7.2g
カルシウム 7g 12g
マグネシウム 9g 13g
βカロテン 540μg 960μg
ビタミンK 4μg 7μg
ビタミンC 15mg 32mg

トマトとミニトマトの100g当たりの栄養素をそれぞれ比較すると以上の栄養素で違いがみられました。特にトマトの代表的な栄養素であるβカロテン、ビタミンCはミニトマトだと2倍以上含まれているので、ミニトマトの方が全体的な栄養価が高いと言えます。

トマトの効果的な食べ方

ミニトマトの方が栄養価が高いことが分かりましたが、どのトマトも組みわせや工夫次第でより栄養を効率よく栄養を摂ることができます。

生で栄養を無駄なく摂取

トマトには水に溶けやすいビタミンが多く含まれてます。栄養を漏れなく摂るなら生が一番です。ミニトマトはヘタを取って洗えばすぐ食べられるので、常備しておくと野菜をプラスしたい時にすぐ食べられて便利です。

市販のトマト缶+フレッシュトマト

市販のホールトマト缶やカットトマト缶はトマトの皮が取り除かれていることが多いです。トマトの皮にもトマト特有の栄養素であるリコピンやβカロテンなどが豊富に含まれています。カットした皮つきのトマトをプラスすると栄養素を強化できるだけでなく、フレッシュなトマトの風味も加わりおいしさもアップします。

油と一緒に摂る

トマトは油に溶けやすい脂溶性のビタミンも含まれており、油との相性が良い食材です。ドレッシングをかえて食べる他、脂っぽい料理の付け合わせにトマトを添えると箸休めになるだけでなく栄養素の吸収もアップし一石二鳥です。

まとめ

身近な野菜の一つであるトマト。トマトとミニトマトは大きさの違いだけでなく栄養価にも違いがあることがわかりました。自分の好みや料理に合わせて使い分けてみてくださいね。

〈参考文献〉

トマトまるごと まるわかり!:農林水産省:農林水産省 (maff.go.jp)

食品成分データベース (mext.go.jp)

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AUTHOR

田中ひろか

田中ひろか

管理栄養士。 保育園栄養士、ダイエットインストラクターとして食事指導とレシピ提供の経験を経て渡豪。 バイロンベイでのヨガリトリート中ベジタリアンの食生活を経験したことから、幅広い野菜の食べ方を知る。 食を楽しみながら健康的なライフスタイルを築くため、’’野菜をおいしく手軽に食べる方法’’を研究中。 現在はメルボルンに在住し、オンラインの食事指導とカフェのヴィーガン、ベジタリアンメニューの提案に携る。



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