梅雨時期から気をつけたい熱中症対策! お手軽"手作りスポーツドリンク"のススメ

 梅雨時期から気をつけたい熱中症対策! お手軽"手作りスポーツドリンク"のススメ
Adobe Stock
佐藤 舞
佐藤 舞
2024-06-12

もうすぐ梅雨の時期がはじまりますね。熱中症と聞くと夏のイメージですが、実は梅雨の時期も注意が必要です。この時期から意識したい熱中症対策。今回は、手軽にはじめられる熱中症対策のひとつ、手作りスポーツドリンクの取り入れ方をご紹介します。今からはじめて、上手な熱中症対策をしていきましょう。

広告

熱中症対策!梅雨の時期から要注意

6月といえば梅雨入りの季節ですね。梅雨の時期から気をつけていただきたいのは熱中症です。「熱中症」と聞くと、真夏の暑い時期に起こるものと考えがちですが、実は真夏にのみ起こるものではありません。夏は汗をたくさんかくので、熱中症になりやすいというイメージがあるかと思いますが、梅雨の時期でも気がつかないうちに熱中症を引き起こしてしまうことがあります。

今の時期は湿度が高いため、汗が蒸発しにくく、カラダに熱がこもりやすくなっています。また、まだカラダが暑さに慣れていないため、体温調節をする準備が不十分となっているのも熱中症を引き起こす原因の一つです。

こまめな水分補給が大切

この時期の熱中症対策で大切なのは、こまめな水分補給です。人はカラダの60%が水分でできています。カラダの6%の水分を失うと頭痛や体温の上昇などの脱水症状が現れます。強い喉の渇きを感じるころには、すでに2%の水分が失われています。

熱中症対策のためには「喉が乾いてから飲む」ではなく、喉が渇いたと感じる前に、こまめな水分摂取を意識しましょう。

熱中症対策には、水分だけでなく塩分補給も

大量に汗をかいて脱水状態になっている体に水だけを取り込むと、体内の塩分と水分のバランスが薄まってしまい、体は自動的に「これ以上バランスが崩れないように」と水分を排出しようと働きます。この働きによって更に脱水症状が深刻化する可能性があるため、熱中症対策には0.1〜0.2%の食塩と糖質を含む飲み物がおすすめです。  

熱中症対策に役立つスポーツドリンク

スポーツドリンクには、汗として失われるナトリウムなどのミネラル、エネルギー補給のためのブドウ糖などが含まれており、脱水予防や疲労回復などに役立ちます。

人は暑いとき、汗をかくことで体温を調節します。そのためには十分な量の体液があり、濃度も一定であることが必要です。ところが汗をかいたときに真水を飲むと、喉の渇きは解消されても、体液の濃度が薄まってしまいます。スポーツドリンクには、イオン(電解質)や糖分が含まれているので、体液の濃度を変えずに水分を補給できます。 

運動をするときの水分補給だけでなく、熱中症の予防としてもスポーツドリンクは役立ちます。熱中症は体温が上がってもうまく放熱できなかったとき、体内の水分やイオンのバランスが崩れて起こるさまざまな健康障害を指します。スポーツ時だけでなく、高温になる場所で作業をする場合や、室内で動かずじっとしているだけでも熱中症になる場合があります。熱中症の症状は塩分や水分の不足により引き起こされているため、スポーツドリンクを飲んで水分・イオンを補給することは、熱中症予防につながります。

スポーツドリンクには、塩分や糖分の摂り過ぎになってしまう点に要注意!そこでおすすめなのが、今回ご紹介する手作りスポーツドリンクです。手作りなら、適量な塩分や糖分を調節できるので、心配をせずに安心して飲むことができますね。

簡単!手作り"天然スポーツドリンク"レシピ

○材料(1L分)

・水:1L

・食塩:3g

・レモンの搾り汁:大さじ3

・砂糖:大さじ5

または、はちみつ大さじ5

○作り方

空のペットボトルに材料を全て入れ、上下に振って混ぜたら、出来上がり。

糖分と塩分を適切なバランスで摂ることは、汗をかいて失った体液を補う上でとても大切です。カロリーが気になるからといって砂糖を減らしすぎたり、また塩を多めにしたりとせず、適量を目安に作ってみてくださいね。

※スポーツドリンク1Lあたりの理想的な砂糖と塩の目安量

・砂糖:40g~80g程度

・塩:1g~3g

本格的に暑くなる前に、早めに暑さに対応できるカラダにしておくのも大切なポイントの一つです。そのためには、ウォーキングやヨガ、半身浴などで汗をかくようにしましょう。ちょっとしたことから始めて、汗をかくという機会を意識的に増やすようにしてみましょう。梅雨の時期からしっかり熱中症対策をとり、健やかに梅雨の時期を乗り切ってお過ごしになってください。

広告

AUTHOR

佐藤 舞

佐藤 舞

豊富な知識と、ローフードやヨガインストラクターの資格をもち、楽しみながら実践するオーガニック&ヨガライフを提案。毎日の暮らしの中に「Inner Peace」を大切に、心潤うライフスタイルを送る。休日の楽しみは、料理や、ファーマーズマーケットで生産者さんとの直接の交流を深める時間を過ごすこと。



RELATED関連記事