【腸活】間違えてない?!実は…腸内環境を悪化させる食習慣|管理栄養士が解説
今やたくさんの腸活法があふれています。健康のために腸活として習慣化していることが、意外と腸に負担をかけ腸内環境を荒らしていることも…。今回は、実は腸内環境を悪化させてしまう「意外な食習慣」3つを解説します。
なぜ腸は大切なの?
食べ物の消化や吸収以外に腸は、脳と密接に関わり幸せホルモンやストレスへの対処を担っています。第二の脳と言われるほど重要な臓器で、脳腸相関といい脳と腸は互いに影響し合っています。食欲とも関係しており、腸が荒れるとストレスから食欲増進に働き、健康を害する可能性も。排便や免疫機能にも関係し様々な体の調整役として働いています。
本当は腸に負担をかける驚く習慣
あさイチの白湯
朝起きてすぐに白湯を飲むと健康に良いと言われますが、実は方法を間違えると腸を荒らします。寝ている間にお口の中は、雑菌だらけ。このまま白湯を飲んでは雑菌ごと飲み込んでしまうため、あさイチ白湯を止め、あさイチに歯磨きをして白湯を飲むようにしましょう。
牛乳
牛乳のたんぱく質の成分のうち、一番多く含まれているのがカゼイン(80%)です。消化吸収に良いと言われる反面、このカゼインの中でも消化できずに未消化のまま腸へと流れていくものがあり、多く摂りすぎると腸に負担をかけることになるため注意が必要です。ヨーグルトも同じカゼインが含まれますので、牛乳をよく飲む場合は、ヨーグルトは、豆乳や豆乳ヨーグルトに代用するとよいでしょう。イソフラボンも摂れ美肌にもなります。
食物繊維の摂りすぎ
食物繊維を積極的に摂り排便を促すことは、腸内環境を良くする方法として間違ってはいません。いいからといって食物繊維を摂りすぎたり、2つある食物繊維のバランスを崩すと、水分が不足しカチカチ便になり腸に負担をかけることもあります。野菜やきのこなどの食物繊維は便を硬くする不溶性食物繊維が多いため、水溶性食物繊維の多い海藻類なども摂り入れましょう。
腸は、体や心と関係が深く、腸のためと行っていることが実は腸に負担をかけていることもあります。健康や美容のためにも習慣を見直してみてはいかがでしょうか。
【参考文献】
最新がん統計
Nature ダイジェスト
ライター/美容栄養士 Keiko
管理栄養士×美容食インストラクター/ワンストーリーアワードジャパン2023講師 15年以上の栄養士・管理栄養士歴を経て、美容食で女性の美容と健康を守る!ただ食べるだけでなく、肌年齢を変える栄養素や組み合わせで美肌力をあげるインナーケアサポートしています。『輝き自信あふれる明日を美容食で!』をモットーに、明日からできる美容食の知識をお伝えします。Instagram:@beauty.diet_keiko
AUTHOR
NS Labo(栄養サポート研究所)
全国の栄養士、管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やダイエット、美容関連の 商品開発や監修、講演やコラム執筆、メディア出演などウェルネス分野を中心に幅広く事 業を行っている。 また、2020年に「ウェルネスライフコーチ協会」を立ち上げコミュニティを通して健康貢 献活動を行っている。
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