【新生活に不安…】ストレスフルな時は胸が硬くなる!?リフレッシュできて呼吸も深まる「肋骨ケア」
3月になり、新生活の準備を始める方も多いのではないでしょうか。なぜか大人になると、まだ起きていない先のことを想像し、心配が押し寄せて不安になってしまうときがありますよね。そんな時は、身体のあるところが硬くなってしまうのです。思考もリフレッシュ!前向きになれる、胸を広げるヨガをやっていきましょう。
ストレスが溜まると○○が硬くなる?
人は何か不安を抱えている時や、考え事をしている時、脇も締まり身体が内側に丸まりやすくなります。その姿勢が続くことで、次第に硬くなる場所があります。
それは『肋骨』です。肋骨は、心臓や肺など大切な臓器を守る役目をしています。 吸う呼吸のときには、横隔膜が下がり、肋骨と肋骨の間にある肋間筋がしなやかに伸び、肺が膨らみ、呼吸を取り込むことが出来ます。吐く呼吸のときには、横隔膜が上がり肋間筋が弛緩し、肺も縮んでいきます。
しかし、身体が内側に入り、更にストレスがかかった状態でいると、自律神経の乱れから呼吸が浅くなります。呼吸が浅くなると、肋間筋の可動域が狭くなり、肋骨までも硬くなってしまうのです。浅い呼吸は、身体の筋肉や骨格まで影響してくることが分かりますね。また浅い呼吸は、副交感神経が優位に働きにくく、リラックスしづらい身体の状態を招いてしまいます。身体に入る呼吸の量が少なくなり、自律神経も乱れやすくなると、気持ちの不安定さに繋がります。
まずは呼吸を取り込める身体へ
ストレスを感じる状況をすぐに変えることは難しいかもしれませんが、身体の状況を変えることは今すぐ始められることのひとつです。
硬くなった肋骨を意識的に動かし、動きをしなやかにしていきましょう。呼吸が深まると、副交感神経が次第に優位に働きます。なかなか眠れない、寝つきが悪い方、身体は元気だけれど、気持ちがどこか落ち込むことがある方は、呼吸をたくさん取り込める身体を作っていきましょう。
自分ではなく周りや外側に向いている意識を、セルフケアの時間を持って自身の内側に向けてあげることでストレスも減少する傾向があると言われています。容赦なく飛び交う情報を受け取っている頭の中もスッキリし、目の前の問題にシンプルに向き合える効果も。
座って行う肋骨しなやかヨガ
1、正座になります。両手は指先を立てて、身体の横に置きましょう
2、息を吸いながら右手を上に上げます。吐きながら親指を前に向けて、腕を下ろします
3、息を吸いながら左手を上に上げます。吐きながら親指を前に向けて、腕を下ろします
4、息を吸いながら、背筋を伸ばします。吐きながら指先で床を押して、肋骨を斜め上に引き上げるようにしましょう
8、吐き切ったら緩めて、もう1回繰り返していきましょう
9、両手を膝に当てて、背中を丸くします。一息ついてから、上半身を起こしましょう
詳しい説明は、動画からもご覧いただけます
AUTHOR
岩﨑奈緒子
11年間空間プロデュースを行う会社員として過ごし、自律神経失調症を経験。身体と心に目を向ける大切さや、日常の選択は自らと向き合うことで変わることをヨガから学ぶ。睡眠に特化した「ぐっすりヨガ」の開講をきっかけに睡眠の学びを始め、現在はカウンセラーとしても活動。『ヨガ×睡眠で、出会えた方やその回りの方々の日常を平穏に守り、より幸せにすること』を目標としている。 RYT200/マタニティ・産後/チェアヨガ/スリープケアカウンセラー/更年期ナビゲーター。プライベートでは、2児+わんこのママ。
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