パセリは飾りじゃない!管理栄養士が教える「パセリを食べた方が良い理由」

 パセリは飾りじゃない!管理栄養士が教える「パセリを食べた方が良い理由」
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料理の付け合わせとして使用されることが多いパセリ。もったいないけど、飾りのイメージがあるため食べないという方もいらっしゃるでしょう。しかし、パセリはさまざまな栄養素が含まれているため、不足しがちな栄養素を補うのに役立つかもしれません。 そこで、今回はパセリを食べるべき理由とパセリをおいしく食べるためのコツについて管理栄養士が解説します。

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料理の脇役となりやすいパセリですが、どのような野菜かよく知らない方が多いかもしれませんね。

まずはパセリはどのような野菜なのかを解説します。

パセリはセリ科の一種で、原産地は地中海沿岸です。オランダ経由で日本に入ってきたため、オランダゼリとも呼ばれます。

パセリには2種類あり、日本で一般的なものは品種改良されたもので、葉が縮れている「カーリーパセリ(モスカールドパセリ)」です。

なお、もう一方の種類のパセリは「イタリアンパセリ」と呼ばれ、三つ葉のような葉の形をしているものです。

パセリは料理の食用、飲用、香りづけ、におい消しなどさまざまな用途に使用されます。

日本では主に料理に付け合わせや飾りとして使用されるため、パセリは食べずに破棄されてしまうことも多いようです。

しかし、パセリはさまざまな栄養素が含まれているため、できるだけパセリを食べると良いといわれています。

では、パセリにはどのような栄養素が含まれているのでしょうか。

実はパセリは栄養が豊富!

パセリにはビタミンやミネラルなどさまざまな栄養素が含まれています。

パセリに含まれている栄養素には、野菜の中でもトップクラスとされるほど含有量の多い栄養素もあります。

ここからは、パセリに豊富に含まれている栄養素をご紹介しましょう。

パセリに豊富に含まれている栄養素は、以下の9つが挙げられます。

なお、ここでご紹介する栄養素は、食品表示基準にのっとり100g当たりの含有量が豊富であるとされるものです。

  • 食物繊維
  • カリウム
  • カルシウム
  • ビタミンA
  • ビタミンE
  • ビタミンK
  • 葉酸
  • ビタミンC
特にカリウムやカルシウム、鉄、ビタミンKは野菜のなかでもトップクラスの含有量とされます[1,2]。

カルシウムやビタミンKは骨の健康に必要な栄養素で、鉄はヘモグロビンの構成成分として酸素を全身に運搬するのに関わります[3]。

このようにさまざまな栄養素が含まれているパセリですが、他の野菜と比べてどうなのでしょうか。

そこで、パセリに豊富に含まれている栄養素の含有量をキャベツや小松菜と比較してみましょう。

  パセリ キャベツ 小松菜
食物繊維 6.8g 1.8g 1.9g
カリウム 1,000mg 190mg 500mg
カルシウム 290mg 42mg 170mg
7.5mg 0.3mg 2.8mg

ビタミンA

(レチノール活性当量)

620μg 2μg 260μg

ビタミンE

(α-トコフェロール)

3.3mg 0.1mg 0.9mg
ビタミンK 850μg 79μg 210μg
葉酸 220μg 66μg 110μg
ビタミンC 120mg 38mg 39mg

このようにパセリはキャベツや小松菜よりも豊富に含んでいることが分かります[2,4,5]。

パセリをおいしく食べるためのコツとは?

パセリには栄養が豊富に含まれているものの、独特な味やにおいがあるため食べるのに躊躇してしまう方もいらっしゃるでしょう。

パセリは茎と葉がついた状態で盛り付けられている場合が多いですが、パセリを食べる際は葉を刻んだ上で利用するのがおすすめです。

そこで、パセリをおいしく食べるためのコツをいくつかご紹介します。

パセリ
パセリは刻んで使うのがおすすめ。 photo by Adobe Stock

調味料として使う

細かく刻んだパセリをオリーブオイルなどの調味料と一緒に混ぜて、ドレッシングとしてサラダなどにかけると取り入れやすいでしょう。

また、マヨネーズに混ぜたものを野菜ディップにして食べる方法もおすすめです。

パスタやオムレツなどに入れる

パセリはパスタやオムレツなどにも相性が良いとされます。

さらに、フライなどの揚げ物の衣に混ぜるのもおすすめです。

いつものフライに爽やかな香りがプラスされるでしょう。

スープに入れる

コンソメスープやミネストローネなどのスープにパセリを追加するのもおすすめです。

スープの具として使用したり、トッピングとして使用したりするのも良いでしょう。

パセリは、ビタミンやミネラルなどさまざまな栄養素が豊富に含まれている野菜です。

1度に摂取する量は少ないですが、取り入れることでいつもより栄養素がプラスされると考えられます。

そのため、飾りとして利用するだけではなく、調味料や料理などに利用しパセリの栄養を取り入れてみてはいかがでしょうか。

なお、パセリを長持ちさせたい場合は、冷凍庫で保存するもしくは乾燥させて保存するのがおすすめです。

ご自身のあった方法で、パセリを食生活に取り入れてくださいね。

【参考文献】(すべて2024年2月8日閲覧)

[1]消費者庁, 栄養成分表示及び栄養強調表示とは, P6-7

[2]文部科学省, 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年, 野菜類/パセリ/葉/生

[3]厚生労働省, 日本人の食事摂取基準(2020年版)

[4]文部科学省, 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年,野菜類/(キャベツ類)/キャベツ/結球葉/生

[5]文部科学省, 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年,野菜類こまつな/葉/生

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AUTHOR

一ノ木菜摘

一ノ木菜摘

管理栄養士/ライター。短大卒業後、病院で栄養士として働きながら管理栄養士免許を取得。その後は病院の管理栄養士やコールセンターなどの経験を経てライターとして活動を始める。ダイエットや食品、メンタルなどのヘルスケアについて論文などの科学的根拠をもとにコラムを執筆している。



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