【ブロッコリー】茹でると損をする?「ブロッコリーの栄養を逃さない調理法」を管理栄養士が解説

 【ブロッコリー】茹でると損をする?「ブロッコリーの栄養を逃さない調理法」を管理栄養士が解説
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栄養豊富で彩りもよくお弁当などにも欠かせないブロッコリー。なんと指定野菜に追加する方針だと農林水産省が発表しました。そんな今大注目のブロッコリーの栄養を逃さずに効率よく吸収できる調理法を管理栄養士が紹介します。

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指定野菜とは?

ブロッコリーは健康志向の高まりから人気の食材です。それもあってか約50年ぶりに「指定野菜」に追加されるということが分かりました。この「指定野菜」というのは特に消費量が多く国が定めている野菜のことです。現在は14品あります。【キャベツ・きゅうり・さといも・大根・玉ねぎ・トマト・なす・にんじん・ねぎ・白菜・ばれいしょ・ピーマン・ほうれん草・レタス】どれも馴染みの深く料理によく使うものばかりですね。ここにブロッコリーが2026年に追加されるということになります。今後はブロッコリーの価格が下がり今よりも手に取りやすくなることを期待したいですね。

ブロッコリーは何が良いの?

ブロッコリーは緑黄色野菜で栄養満点です。どんな栄養素が含まれていてわたしたちの身体にどんな効果があるのかを見ていきましょう。

ビタミンC

免疫力アップ・コラーゲンを作り出すことに関わっています。強い抗酸化作用があるため鉄分の吸収をUPさせてくれたり、LDLコレステロールの酸化を防いでくれるはたらきがあります。

食物繊維

便秘の予防・血糖値が急激に上がるのを防ぐ・コレステロールの吸収を緩やかに・食事の満足度UPなどのはたらきがあります。生活習慣病にならないためにも積極的に取り入れたい栄養素です。

葉酸

ビタミンB群の仲間です。細胞が新しく作られるとき・胎児の発育や血液を作り出すのに必要となる栄養素です。特に妊婦さんは積極的に摂ることが大切です。ビタミンB12(アサリ・サンマ・レバー・プロセスチーズ・のり)やビタミンC(赤ピーマン・さつまいも・じゃがいも・キウイフルーツ・いちご)と一緒に摂るとより強く葉酸がはたらきます。

他にもブロッコリーには多くの栄養素が含まれています。ではどのように調理すれば栄養を逃さず食べることができるのか、調理法を紹介します。

ブロッコリーの栄養を逃さない調理法とは

大前提で新鮮なうちに調理することがポイント!ビタミンや葉酸は水に弱いため、茹でてしまうと茹で汁に栄養が流れ出てしまいます。せっかく食べるのであれば栄養まるごと摂りたいですよね。おすすめ調理法はコレ!

電子レンジ加熱

①ブロッコリーをよく洗い子房に分ける

②ブロッコリーを耐熱容器に並べ、大さじ2程度の水をまわしかけラップをふんわりかける

③電子レンジ600Wで2分ほど加熱する(100gあたり)

出来上がりに芯のところをつまようじなどで刺し、スッと通ればOK

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油と一緒に加熱

ブロッコリーに含まれているβ‐カロテンは体内に吸収されにくいが、油に溶けやすいので吸収がよくなります。ドレッシングをかけたり、油で炒めるなどを意識すると効果的です。

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スープなど汁物に入れる

茹でてしまうとビタミンが流れ出てしまいますがスープなどの汁物にすることで栄養を逃さずに摂取できます。

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まとめ

ブロッコリーはわたしたちの健康を保つために必要な栄養素がたくさん含まれています。その栄養を逃さずに摂取する調理法をご紹介しました。ブロッコリーは新鮮な生のものがおすすめです。これらの調理法を実践することで無駄なく栄養を取り入れることができます。ぜひ試してみてくださいね。

参考文献 正しい知識で健康をつくるあたらしい栄養学 高橋書店

     農林水産省ホームページ

ライター/小林夏季(管理栄養士)

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NS Labo(栄養サポート研究所)

NS Labo(栄養サポート研究所)

全国の栄養士、管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やダイエット、美容関連の 商品開発や監修、講演やコラム執筆、メディア出演などウェルネス分野を中心に幅広く事 業を行っている。 また、2020年に「ウェルネスライフコーチ協会」を立ち上げコミュニティを通して健康貢 献活動を行っている。



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