親指を握るクセがあると太りやすくなる?12kg減量の成功者が語る「無意識のクセ」がもたらす悪影響

 親指を握るクセがあると太りやすくなる?12kg減量の成功者が語る「無意識のクセ」がもたらす悪影響
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普段何気なくやっている動作や姿勢には、私たちの体を痩せにくくする「悪いクセ」が隠れています。これを機に悪い生活習慣を改め、特別な努力をしなくても痩せる体を手に入れましょう……!今回はダイエットコンサルタントEllyさんの著書『自然やせ力』(Gakken)より、東洋医学的な視点から、痩せるために直すべき無意識のクセについてお伝えします。

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肩こりや猫背は背中太りの原因

慢性的な肩こりがある方や猫背気味の方は、肩の関節が内側に回転しています。すると肩関節周辺の筋肉は固くなり、上半身に老廃物を溜め込みやすい体に……。

二の腕や背中が痩せられないという方は、この肩関節が内側に回転してしまうクセを生み出す原因となる「親指のクセ」を取り除く必要があります。

「親指を握るクセ」にはリスクがある

東洋医学では、すべてのものが陰と陽に分けられると考え、そのバランスを整えることで痩せ体質につながると考えます。

ここでいう、握ることで強まる「陽の力」とは、交感神経のこと。交感神経が優位になったままだとストレスを溜め込みやすくなり、筋肉も緊張しっぱなしに。一見、親指と肩関節は距離が遠く関係のないように感じます。

しかし、実は親指を握って内側に入れると、肩関節も内側に回転しやすいという人体の構造関係があり、常に親指をぎゅっと握っていると、肩に力が入ったまま体に定着してしまうリスクがあるといいます。

親指の力は抜いて過ごす

普段から「ガマン」や「ストレス」が多い人は、手をぎゅっと握るクセがある可能性大。余程重いものを持つとき以外は、できるだけ親指を抜いて握るようにしてみましょう。

Ellyさんによれば、親指の付け根を揉んでほぐすことも効果的だといいます。

日常的に「握りすぎない習慣」「ほぐす習慣」を身につけることで、ストレスが緩和されます。ストレスがなくなり自律神経が整うと、痩せにくい原因となる不眠や消化不良の改善が見込めます。

食事の改善では痩せない人もいる

BMIが23以上の人は、食事による体質改善で内臓脂肪・皮下脂肪を落とすことが必要です。しかし、BMI22以下にも関わらず、お腹まわりに悩みを抱えているという方は「肋骨の向きに影響を受けていることがほとんど」だとEllyさんはいいます。

お腹とは、肋骨と骨盤に挟まれた「柔らかい部分」のこと。上下の骨(肋骨と骨盤)の向きと距離で、お腹の老廃物のつきやすさが変わってきます。

とくに猫背の人は肋骨上部が前に傾き、お腹を潰してしまうことで横に肥大化してみえてしまうケースがほとんど。反対に、胸を張りすぎている反り腰傾向の人は、肋骨の下部が前に突き出すぎていることで左右の肋骨の距離が開いてしまい、みぞおち辺りが太い印象になってしまいます。

お腹だけ痩せない人は「肋骨」をさすると良い

肋骨と肋骨の間には、骨を覆う「肋間筋」という筋肉があります。肋骨を正しい位置で立ててキープするには、この肋間筋の緊張をほぐして肋骨の動きを良くしておく必要があります。

やり方はとても簡単。服の上からで構わないので「肋骨をさする」だけ。

さすることで肋間筋の緊張がほぐれると、肋骨の中にある肺の膨らみの制限が少なくなり、呼吸が深くなって自律神経も整います。体に酸素がたくさん入るようになれば、脂肪燃焼の効果もアップ。「自然やせ力」をつけるためにも、今日から肋骨さすりを習慣にしてみましょう!

自然やせ力
『自然やせ力 運動オタクが運動やめたらー10kg! やせ細胞を120%呼び覚ます養生』Elly・著(Gakken)

この本の著者……Elly

YouTube「Ellyのボディメイクチャンネル・養生ダイエット」を主宰する養生ダイエットコンサルタント。一部上場コンサルティング会社を退職後、35歳からボディトメイクレーナーに転身。東洋医学、西洋医学など古今東西のあらゆる知識を融合させ、独自のダイエット法を発案。どんなダイエット法もうまくいかなかった人々を次々に成功へ導き、喜びの声が数多く届く。自身も12kgのダイエット成功者。

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構成・文/岩本彩

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ヨガジャーナルオンライン編集部

ヨガジャーナルオンライン編集部

ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。



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